お帰りなさい >9時間50分走って定時着 これは驚異的ですよ! 宝くじより確率は低いかも。 続きを楽しみにしています。
(2) タイ国鉄様にはいろいろお世話になりました。列車の旅は現地の人が悪口をいうのとは大違いで、大変快適でした。多分、三等車にだけ乗るとなるとエアコンはないわイスは固いわでバスより格が落ちるということでしょう。 さて、バンコクを列車が出発するとたちまち徐行運転。バンコク名物のバラック通りを抜けるのである。線路ぎりぎりで屋台を出している人たちを沢山見ることが出来る。勿論、この徐行で10分は遅れる。 バラック街を過ぎると今度は高架未工区間に入る。かつてバンコクから北に電化高架鉄道を造ろうとした残骸である。現地では遺跡と呼ばれているらしい。勿論、高架は定時運転を考えれば必要であるし、工事を再開すれば良いのだろうが、たぶんそんなお金は無し。 バンコク市街を抜け、郊外に出ると俄然列車速度は上がる。日本の国鉄より幅の狭いメーター軌ではあるが、制限速度は105キロ。平行する道路の自動車といい勝負をしている(ちなみに、タイでクルマは制限速度を一切守らない)。 列車はカエンコイ分岐から新線に入る。途中、巨大な湖をあろうことか迂回もせず真っ直ぐに何度も渡る。なかなか壮大な眺めである。湖を渡り終わると今度は山岳地帯に入り、スピードはがくっと落ちる。トンネルを抜け、峠を過ぎると再び増速。ブアヤイ分岐着。 コンケンを過ぎ、大平原に接する太陽を見る頃、ウドンタニー着。途中、何度か列車の遅れがあったが、結局時間通り着。駅で出迎えてくれる知人を待たせることはなかった。 (続く)
バイパス線 >列車はカエンコイ分岐から新線に入る。 途中、巨大な湖をあろうことか迂回もせず真っ直ぐに何度も渡る。 なかなか壮大な眺めである。 あのあたりは列車本数も少なく直線が続くので、制限速度めいっぱい出し快適です。 ひまわりの季節にはあたり一面に咲き誇り、それはそれは素晴らしい景色です。 昨年9月にやっと全線完乗したのですが、以前チェンマイやノーンカイへ行ったときに 夜間のため旧線・新線のどちらを通ったのかわからなくなり、 その後わざわざ新線→旧線をぐるっと一筆書きで乗りに行ったことがあります。 ちなみにDRC(気動車列車)の制限速度は105km/hですが、 機関車牽引の客車列車は重量と安全のため、たしか90kmだったと思います。