レポート

タイから戻って来ました(1)

公開日 : 2007年02月13日
最終更新 :

昨日タイから戻って参りました。出発前にはタイ国鉄の予約等でいろいろ皆様にはお世話になりました。結果的に快適な汽車旅をすることができました。

初日は午前の飛行機で成田発、バンコク着は午後4時でした。私は帰りのことも考えエアポートバスを使おうと思っていたのですが、同行した上司が空港で近づいてきたリムジンの客引きにあっけなく捕まって900バーツ+高速代を払うはめに。勿論ボられた料金設定ではないですし、一人でタクシーを使っても300バーツ近くするのですからまぁ仕方ないのですが、上司の判断にあまり納得は出来ず。

今回の渡航はお仕事だったのですが、宿は各自取るということで私と上司二人ともてんでんばらばら。一人はシーロム地区、も一人はサムヤン地区、私はフアラポーン駅前(バンコクセンターホテル)。各ホテルに寄ると一人150バーツ追加だと言われるので、まずはサムヤンで全員降り、そこから各自ホテルへ移動という変速パターンを取る。

私はサムヤンから地下鉄に乗って移動。地下鉄の入り口では警官による荷物チェックがある。これはどの駅でも同じであった。最初は何で?という感じだったが、二度目以降はこちらから荷物の中身を見せ、すんなり通過する方法を見いだした。

今回宿泊はバンコクセンターホテル。古いがそれなりに快適なホテルであった。今回みゅうで予約して日本円払いであったが、3泊朝食付きで計9900円というそれなりの安さ。とにかく駅から近いのが魅力である。

翌2日間はバンコクでお仕事。3日目の朝に私一人だけ列車でウドンタニーに移動。朝8時20分発ウドンに午後6時10分着の列車であったが、驚いたことに9時間50分走って定時着。これはあとで驚異的なことであることが分かる。

列車は日本製のステンレス製気動車。相当古さを感じさせる。私が乗ったのは二等車であったが、座席は集団離反式の固定座席。但し、リクライニング角度の深いビニールレザーシートであった。車内は古色蒼然たる雰囲気ではあるが、意外と清潔。というのも、常時清掃夫が床掃除をし、出入り口にはゴミ捨て用のビニール袋が備え付けられているためである。ただ、エアコンが効きすぎてかなり寒い。日本出国時に着ていた上着を引っ張り出す。

(続く)

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2件のコメント

  • 07/04/08 11:55

    私は卵が御飯の上に乗っててちょっと辛い食べ物とビールが最高ですね。

    バンコク(ノーイ駅)からホアヒンまでたまに利用して行きますが、バスより確かに遅いけどタイらしさを感じる事があります。でも3等なので鼻の中や顔がまっ黒です。

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  • お帰りなさい

    >9時間50分走って定時着
    これは驚異的ですよ!
    宝くじより確率は低いかも。
    続きを楽しみにしています。

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    (2)

    タイ国鉄様にはいろいろお世話になりました。列車の旅は現地の人が悪口をいうのとは大違いで、大変快適でした。多分、三等車にだけ乗るとなるとエアコンはないわイスは固いわでバスより格が落ちるということでしょう。

    さて、バンコクを列車が出発するとたちまち徐行運転。バンコク名物のバラック通りを抜けるのである。線路ぎりぎりで屋台を出している人たちを沢山見ることが出来る。勿論、この徐行で10分は遅れる。

    バラック街を過ぎると今度は高架未工区間に入る。かつてバンコクから北に電化高架鉄道を造ろうとした残骸である。現地では遺跡と呼ばれているらしい。勿論、高架は定時運転を考えれば必要であるし、工事を再開すれば良いのだろうが、たぶんそんなお金は無し。

    バンコク市街を抜け、郊外に出ると俄然列車速度は上がる。日本の国鉄より幅の狭いメーター軌ではあるが、制限速度は105キロ。平行する道路の自動車といい勝負をしている(ちなみに、タイでクルマは制限速度を一切守らない)。

    列車はカエンコイ分岐から新線に入る。途中、巨大な湖をあろうことか迂回もせず真っ直ぐに何度も渡る。なかなか壮大な眺めである。湖を渡り終わると今度は山岳地帯に入り、スピードはがくっと落ちる。トンネルを抜け、峠を過ぎると再び増速。ブアヤイ分岐着。

    コンケンを過ぎ、大平原に接する太陽を見る頃、ウドンタニー着。途中、何度か列車の遅れがあったが、結局時間通り着。駅で出迎えてくれる知人を待たせることはなかった。

    (続く)