どうしても心配、かつ必要なら

昨年夏、関西空港からヨーロッパへ行く際、手荷物でわざとでなく、大丈夫だと思って手のひらよりも小さいハサミを持って行きました。これは私にとっての旅の必需品!情報量を持って歩くのがイヤで、必要なものだけを切り取って、ノートにはっつけて残すためのもの。
もちろん、手荷物検査でひっかかり、没収・・・

でもここでひきさがるわけにはいかず、このハサミがどうしても必要だから、乗務員に預けて、現地でひきとりたい!と主張。
それはできない、ということから、再度チェックインカウンターに戻され、このはさみのチェックインをすることになった。せっかく並んだ手荷物検査に再度並ぶことになったが、特別なタグを首にぶらさげてくれて、ながーーーーーい列をクルーたちと同様に優先的に通してくれた。

問題はどうやって受け取るか、ということをきちんと確認すること。
目的地のパリドゴール空港では、荷物と一緒に出てくると聞いた。でもハサミだけがでてくるのは変ですよね。

結局出てこず、ロスバゲ?!・・・正確にはロスシーザー!なのですが、誰もHELPしてくれず、約1時間のロス・・・

エバー航空だったのですが、エバーのスタッフなどどこにもいない。
ロスバゲのことも誰も相手にしてくれない・・・・
だってみんなフランス語しか話せないバイト程度のいいかげんなセキュリティスタッフなんです・・・
結局、英語のわかる若い女性が、
”エールフランスのカウンターがあるからあそこで聞いたら?”
って言ってくれて、とにかくそこで
”私のハサミ出てこなかったの”
というと、待ってました!とばかりに
私の名前を言われ、中身は何?と小さな箱を見せられた。
”はさみよ!”
というと、開けて中身を見せて!と言われ、
それを見せ、パスポートと私の顔を確認したら、
受け取りのサインをさせられ、”ボンボヤージュ”と言われた。

彼らいわく、危険物処理(持ち込み禁止物)をされていて、
一般の荷物と一緒では中身を確認できないということ、
途中で壊れるような小さな箱なので、別扱いして
引き取り人が確実に当人であることを確認しなければならない
ということでした。
これでようやく納得・・・

この過程を経てまで果たしてこのハワミくんは私の旅に有益だったか
どうかを考えると、現地調達でもよかったかな・・・と
時間のロスと不愉快な思いをしたことで、現地調達のほうがよかった。
スーツケースに入れれば問題なかったんだし・・・・

これは私の経験談。。。
どうするかは、あなたのハサミに対する執着心ですね・・・