07/01/28 10:06

その国の標準時と都市との位置関係

東京の経度は東経139度付近で、日本の標準時を決めてある子午線が通る兵庫県明石市の東経135度と4度の差があります。
1度について時間で4分の差があるので、東京は、4×4=16 分だけ、日本標準時の明石市より早く日が沈みます。
(緯度の影響は省略して計算します。)

パリは、東経2度です。
http://perso.orange.fr/pgj/latlong.htm
ヨーロッパ大陸の標準時に使っているのは、東経15度の子午線です。
東経15度の子午線は、ローマの遙か数百キロ東を通っています。
(ローマで12度30分)
標準時の東経15度とパリの上を通る東経2度との差、13度分は、時間にして 4×13=42 標準時の地点より遅く日没になります。
(パリは、東京が早くなるのとは逆に、標準より相当遅くなります。標準時の決め方の問題です。)

東京の感覚に比べると、16+42=58分、遅く日没になる計算になります。
(緯度の関係があるので、実際は計算通り正確ではありませんが。3月15日頃で、実際は1時間以上遅いようです。)

このあと、3月25日になると、夏時間になるので(日曜日に切り替え)、さらに1時間日没は遅くなります。
(3月25日日没20時10分)

パリに行くと、正午の時の太陽の位置がおかしい感じです。
冬時間でも、11時15分頃の、太陽が真南に来ていなくてまだ高くなりきっていないときに、正午になります。
夏時間だと、10時15分頃、まだ朝のうちの感じの時に正午の時報になって、それからどんどん太陽が高くなるので、なんだかおかしいなと言う印象です。



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1件のコメント

  • なるほど

    標準時が関わってくるのですね。

    確かに、パリの日の出の時間を見たら、東京よりずっと遅いですね。
    パリに行ってパリの時間の感覚では、朝は遅くに明るくなるけど
    夜は結構遅くまで明るい というかんじなのですね!!

    ありがとうございました☆

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