旅クマさんを始め、みなさんどうもありがとう

旅をすれば6者6様、色々な人の意見を聞けて大変楽しかったです。
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>主に、スイス・●●●のうち、どこの地域が目線をはずしてくれなかった
>のでしょうか?

>●●●:3大言語別
>Swiss-French, Swiss-German, Swiss-Italy
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ずばりSwiss-Germanでした。なので少々意外でした。

Swiss-Italyは、大体どこでも明るくはっきりした声と笑顔で「ボンジョールノ!」(笑)。
こっちもつられて「ボンジョールノ!」
当方が日本人だろうが目線がきつかろうが大して気にした風もなく、大変旅行しやすかったです。
あ、私はバックパッカーではありません。
Swiss-Frenchは、都会のローザンヌへ行ったので、さすがに新市街で「ボンジュー」はなかったですが(皆忙しそうだった)、
観光地の旧市街やウーシーでは「ボンソワ」「ボンジュ」、意外に気さくに笑っておしまい。

Swiss-Germanは、取り立ててむっつりしていたわけではありませんが、
(氷河急行の食堂車で偶然同席することになった、シュトゥットガルドから来たというGerman-Germanの中年配の夫婦のうち、
奥さんなどはとりわけよく笑う人で、
2時間近くの食事の間は、とにかく我々母子2人とその人たち2人と、
飲んで食って笑ってぶっこわれた英語でわめきあって〔食堂車内は列車の振動と騒音でえらく喧しい〕、大層忙しかったです。
よってGerman Speakingであることが目線を外さないことの原因ではないらしい、当たり前ですが)
Swiss-Germanの地域に、そのような経験をしたことが多かったということです。
Swiss-German地域の、スイス全国土に占める割合の大きさが、前記のような経験をせしめたのかもしれません。
当該地域が大きければ大きいほど、経験の数も増え、ばらつきが出るはずですから。


また、帰国後よく考えてみると、
前回の提言では
「目線を外さなかった人々」と非常に大雑把に括りましたが、

①ただ単に「余所者」が怪しいから見つめていた人もいれば、

(うちは信州に負けず劣らぬド田舎なので、我が家の前を外国人が歩いていたら、
即、近所のじいちゃんばあちゃんが、じろじろ彼ないし彼女を見つめるでしょう。スイスの田舎と一緒です。
アルバータ州の田舎でもそうでした)

②こちらがニコッと笑んで「モルゲン」
ないし「グリューッ」と言うタイミングを逃してしまったばっかりに、
睨み付けたまま、ふいと横を向かねばならない羽目になった人、
つまり悪気はない人、

(内蔵介さんの意見には、私も同感です。
欧州人であるスイス人と、日本人である我々の間には、
「モルゲン」「ハイ」「ボンジュ」「ボンジョールノ」を言い出す距離感にどうも違いがあるようです。
私も11日間、見知らぬ人と「ハロー」(ニコッ付き)を朝から晩まで繰り返して、そう感じました。
ユーラシア大陸の西と東の果ての文化の巡り会いによる、習慣の差異のためでしょう)

③最後に、これは明解に発言しておきたいと思います。
残念ながら人種的な偏見により、睨み付けた後に目を背けた人がごく少数ながら存在しました。
当方から先にニコッと微笑みながら、
「モルゲン」「グーテンターク」「ハロー」その他の適切と思われる挨拶を明解に示しました。
それでもです。
ただし、そのような反応を示した人のうち、すべてがスイス人だったとは断言できません。
ハイシーズンでしたので、町にも駅にも周辺諸国からスイスに訪れた人が大勢いたでしょうから。

④あと、アジア人論議が最後の方(ch2さん)によって提起されましたが、

(私も無愛想な日本の団体客、中国系と思われる笑わない人々、
韓国系の若者等は見ました。
逆にとても楽しそうな上記三カ国の団体客も見ました。
アジア人観光客も色々でした)

「アジア人が笑わない」「愛想がない」ことについては、
この場ではあえて論議を避けたく思います。

大体、日本人を含む東アジア人は、
全く見知らぬ他人同士(身内でも、村内でも、会社内でもない)が顔を合わせた場合、
ニコッと笑う文化でも、挨拶を交わす文化でもありません。
そのアジア人が外国へ行くわけですから、多少の齟齬はあって当たり前です。
もっとも人の国にお邪魔をさせてもらっているわけですから、
現地の風習にあわせる方が、文化摩擦が少なくて双方よろしいとは思いますが。

最後になりましたが、ぼうふらおじさん・内蔵介さんの観察には納得させられるところが多々ありました。ありがとう。 

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1件のコメント

  • (目目)があったら・・・「先手必勝」

    みそおでんさん、丁寧に”まとめ”をして頂き、どうもありがとうございます。

    旅クマの生息地域では、会社内やそのビル内では、いつも見知った顔には、
    ふと目が合うと、軽く挨拶しあっています。適当なもので、違う会社の
    人や、来客の方にも、へら~っと挨拶をしてしまうこともあります。
    上司や同僚と話す時にも、互いに目線ははずしません。
    (日本の、日本人による、日本のおじさんが沢山いる会社です)

    学生時代の一部をすごした、アメリカ東部では、目が合うと、ちょっと
    離れた距離でも、手をあげたり、大声で挨拶してました。うっかり
    目線があったら、知らぬ人でも互いに”Hi”でしたし・・・

    お陰さまで、目線があったら、とにかく先に声をかけてしまえ!!!
    という習慣が身についてしまったので、あまり国内外で違和感は
    「私は」感じません。(うっかり適当に挨拶されてしまったおじさんが、
    何を感じたかは知りません。)

    目線どころか、首を出来る限り回して観察しまくるのが、スペイン人です。
    あのデカイ目+首ぐるりん観察に比べると、スイス人の目線はずさない
    ”不審者チェック目線”は、許容範囲です。Bernでしげしげと見られた
    こともありますが、先にグーテンターク、ダンケとか言っていたら、
    どうってことはなかったです。

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