ドイツ 欧州での滞在が10日とすると、その半分はパリで過ごすことになると思います。なにしろ見るところが多い街ですから、それ以下では悔いが残るでしょう。残るは5日ですから「セカセカ動」かないのでしたら、おっしゃるように2都市が適当と思います。 列車でパリからルクセンブルクに移動し、そこからさらにドイツに入り、トリアまたはトラーベン・トラーバハで宿泊します。この2都市は同じモーゼル川沿にあるとは言え、雰囲気はまるで違います。トリアがどちらかと言うと結構大きな街なのに対して、トラーベン・トラーバハはとても小さな街です。でも景色はトラーベン・トラーバハの方が断然きれいです。 ですからわたしはトラーベン・トラーバハをお勧めします。ここで炊事もできる宿Ferienwohnungに泊まり、土地のワイン造り酒屋を見てまわったり、船かバスでベルンカステル・ケースという街に遠足に行ったりしてのんびり時を過ごされると良いと思います。 あるいはここを基地にして日帰りで出かければさきほどのトリア(ローマ人の遺跡、カール・マルクスの生家)やボンやケルンあたりまで出かけることができます。最後はフランクフルトから飛行機に乗るようにすれば、途中でロローレライも見えますし、ゆったりしていながら効率も良い旅になると思います。 ただ秋はブドウの収穫祭などで、トラーベン・トラーバハは結構観光客が集中しますので、ちゃんと宿を予約してからでないと、飛び込みで宿を探すのは困難ですし、危険です。