モルドヴァ旅行について 旅行する国を選ぶにあたり、最も大事な要素はなんといっても魅力ある観光地や名スポットがあるかどうか、という事が大事ではないでしょうか。 エジプトならピラミッド、中国なら万里の長城など。 またはユネスコ世界遺産がある国とか。 モルドヴァに関してはどうでしょう? 僕の個人的な考察を述べますと、歩き方にも掲載されている首都キシニョフにいたっては、 「目を引くようなモノはありません」 と、断言できます。 街並みが美しいわけでもなく、歴史も感じない。 博物館は軒並み小規模で、目玉となるような展示物といえば旧オルヘイなどから集められたモルドヴァのイコンくらいでしょうか。 見所はキシニョフ市内よりも、むしろ郊外にあります。 ヨーロッパ最大級といわれる、クリコヴァの地下ワインカーヴ。 いにしえの原風景を残す、旧オルヘイ(オルへユル・ヴェク)の洞窟修道院など。 今回のモルドヴァ観光の目玉として、このどちらかに行く予定で計画を立てました。 結局僕が行ったのは、旧オルヘイの洞窟修道院。 そもそもウクライナを含む今回の旧ソ連旅行の真の目的は、ロシア正教教会のオニオンドームと内部のイコンだった為、修道院のほうにした。 ワインカーヴのほうも捨てがたかったのですが。 なんといってもモルドヴァが誇るクリコヴァワインはとても飲みやすく、うまかった。 値段も非常に安く、50年以上前のヴィンテージワインでも一万数千円ほどでボトル一本買えます。 モルドヴァ郊外の観光地はキシニョフからのアクセスが理論上は可能ですが、やはり交通の便はよくなく、現地旅行会社に手配をお願いしていく事になると思います。僕も今回そうしました。 治安についてですが、少なくともキシニョフ市内の治安はそんなに悪くはなかったです。 朝晩問わず警官が大勢、街中をウロウロしていますので。 ロシアを初めとする旧ソ連の国々の警官は、権力をカサに賄賂を要求する極悪な輩が多いという認識を僕は今でも持っていますが、キシニョフ市内の警官は真面目に仕事してました。 ちなみにこの国、やっぱりというかなんというか、ほとんど英語は通じませんでした。 高級レストランやホテル、目抜き通りの一部のカフェなどを覗いてはロシア語に頼る事になると思います。
モルドヴァのワイン 私の生徒たちも「モルドヴァのワインはとても有名です!」と誇らしげに話していました。 そんなに美味しいんですかぁ。ああ、飲みたいなあ。 観光地については、やはり「山も海もないから、、、」とのこと。 国土も狭いですからね~。 せめて黒海に面していれば、、。 食べ物はどうでしたか? やはり主食はママリーガですか?
ワインや食べ物など もしモルドヴァに行かれることがあるならば、是非ワインはお試しください。 自分は今までの旅行経験において、ワインの有名な国はいくつか旅行してきましたが、ワインで感動したのはハンガリーと、このモルドヴァだけです。 といっても、安いワインしか口にしませんでしたけど。 「ヴィン・ムスカート」という微発泡白ワインは甘過ぎず辛過ぎず、後味さわやかで今回一番の一杯でした。 キシニョフ中心部の中央市場内にある軽食スタンドで、一杯100円程度でおいしいモルドヴァワインを楽しむ事が出来ます。 モルドヴァの食事に関してですが、市内中心部においてモルドヴァ料理を出すレストランというのを、今回のキシニョフ滞在においては、ほとんどといってもいいくらい見つけられませんでした。 そもそもレストランそのものが妙に少なかった気がします。 食べ物に困らない中央市場があるためか、普段食べなれているモルドヴァ料理を外で食べるような人がいないためか。 ただ僕の調査不足だっただけかもしれませんけど(^^; 食事どころがあまりに少なかったため、僕もちょっと値の張るレストランばかり利用していました。 中央市場には「ミティティ」というモルドヴァ風肉団子のバゲットサンドが30円ほどで食べれますが、市場内の軽食スタンドにおいてもママリーガやサルマーレは見かけず、ピラフやキノコスープ、煮込み料理など、ロシア・ウクライナ方面と思われる料理がほとんどでした。 それはそれで安くておいしかったのですがね。 でも今回観光客向けのレストランで食べたサルマーレとママリーガは、納得のおいしさでしたよ。 >「山も海もないから、、、」 モルドヴァの人達自身がこういうこというのは、すごく悲しいですよね~。 謙遜しているだけかもしれませんけど。 僕が訪れた旧オルヘイ。 真冬のシーズンに行った為、木々は枯れて茶色い荒野が広がっていましたが、春や夏になれば緑が芽吹いて素晴らしい景色になるそうです。 現地の人達には何の変哲もないキシニョフ郊外の民家も、青い門構えがかわいく、味のある風景を見せてくれます。 湖では巨大な魚も釣れるらしく、モルドヴァは探せばいくらでも魅力が見つかる国だと思います。