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オフシーズンのコルティナ(ドロミテ)レポート

公開日 : 2007年01月03日
最終更新 :

2006年10月末に、ドロミテ地方のコルティナに行って参りました。

この時期のドロミテは完全なオフシーズンとのことで、なかなか情報も
得られない中、皆様方から頂いたアドバイスは非常にありがたい
ものでした。

大変遅くなりましたが、結局“オフシーズンのドロミテは無謀だった
のかどうか”、旅のレポートをアップさせていただきます。


■これまでのあらすじ■
 旅好きな“なおみか”は、ミラノへ仕事に行くついでに、ドロミテ
地方の山々を旅することを思い立つ。

 しかし、10月のドロミテ地方は、完全なオフシーズンとのこと。
どうやって行くのか、宿は得られるのか、さっぱり分からない。

 一番困ったのが現地での移動手段。どうやら、観光用の周遊
バスやロープウェイの類はほとんど営業してないようだ。
タクシーはあるらしいが、丸一日貸し切るとなると、相当な金額に
なりそう。
 また、レンタカーも検討したが、オートマしか運転できない上、
下手をすると峠は凍結しているかも。そもそも、空いているレンタカー
屋が見つからない。

 仕事のスケジュールが直前まで決まらなかったこともあり、
結局レンタカーを手配することもできず、現地での移動手段は未定。
早くも無謀な香りが漂う中、旅は始まる…

(「1日目」につづく)

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4件のコメント

  • 続きを読みたい!

    アドバイスありがとうございました。
    初めてアップしての返事だったので、どきどきの嬉しさでした!

    そして、それよりなにより、話の続きを早くよみたい!
    がんばれ!

    バスにスーツケースは積めるのかな?
    それともリュックをかついでの旅だったんですか?

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  • オフシーズンのコルティナ(ドロミテ)レポート(2日目その2)

     こうなると、もう問題は単純だ。
     “山へ行く交通手段はタクシーしかない”

     そして、タクシーの使い方は2つ考えられる。
    a) 1日借りきって、いろんな山々を巡る。
    b) 一番近いトレ・チーメの山までとりあえず乗せてもらう。

     前述の通り、1時間以上車に乗ったら酔ってしまうので、選択は「b)」。

     となると、タクシーでレンタサイクルを運んでもらう案が再浮上する。
    早速タクシーと交渉するが、これまた断られる。
     う~ん、なんだか、万策尽きつつあるような気がしてくる。

     コルティナに数日滞在するなら、もう一度よく検討してみるべき
    だろうが、明日の昼にはもうコルティナを離れる。残された時間は
    刻々と失われていく。

     こうなったら、とりあえず、トレ・チーメの登山口までタクシーで
    行くしかない。ただ、いつ登山口に戻るか分からない状態でタクシーに
    待ってもらうのは気の毒なので、帰ってもらう。となると、問題は
    登山口からコルティナまで戻る手段が確保されていないということ。

    予想するに、登山口に常時タクシーがいる可能性はほぼないだろう。
    「地球の歩き方」には、登山口にレストランがあるそうだから、
    そこからTELしてタクシーを呼ぶのが確実だが、そのレストランが
    開いているか甚だ疑問。

    となると、ミズリーナ湖まで歩くしかない。
    聞けば、トレ・チーメからミズリーナ湖まで歩いて、2,3時間ほど。
    簡単に行けるとのこと。

    だがしかし、皆さんもご経験があると思うが、地元の人の
    “2、3時間で簡単に行ける”なんて話は大概アテにならない。
    それが最後の手段となると…。

    このへんから、少し嫌な予感が…

    (「2日目その3」につづく)

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    • コメント 2件

    続きの投稿、楽しみにしております。

    初めまして!なおみかさん。

    リンクされていた、紅葉するコルティナの風景、まるで絵みたいですね。

    山にかぎらず、ヨーロッパのリゾート地のオフシーズンほど
    寂しいものは、ないですよね。
    私も、ドロミテは興味があるのですが、行ける時期を考えると“・・・”って感じなんです。


    続きを楽しみにしております。

  • オフシーズンのコルティナ(ドロミテ)レポート(2日目その1)

     さて問題なのは、今日、どうやって、どこに行くかだ。

     昨日、散策しながら、情報を集めてみた。バスターミナルの時刻表を
    見るだけでなく、宿の人、インフォメーションセンター、おまわりさんから
    同じ宿の宿泊客まで、片言の英語で尋ねる。
    (全般的に、そんなに親切ではないが)

     総合すると
      ・山々をめぐる観光用の交通機関は一切存在しない。
      ・タクシーは、バスターミナルに停まっていることが多い。
      ・レンタサイクルの店は開いていた。
      ・朝8時に、トレ・チーメの山へ向かうバスは出ているようだ。
      (ただし、帰りのバスは夕方までない)
    といったことになる。

     この時点で、タクシーを1日借り切るという選択肢は無くなっていた。
    実は私、極端に乗り物に弱いのだ。昨日、Calalzoの駅から、コルティナまで
    小一時間バスに乗っただけで、フラフラになってしまった。もっと激しい
    つづら折りの山道を、一日中タクシーに乗るなんて、考えただけでも
    気分が悪くなってしまう。だからといって、酔い止め薬を飲んで、寝むたく
    なるのも困る。

     ということで、とりあえずバスでトレ・チーメの山を目指す。ただ、
    「地球の歩き方」によれば、トレ・チーメの登山口から展望台まで散策
    するだけでは、午前中に終わってしまうとのこと。では、夕方のバスまで
    時間が無駄になる。

     そこで、一計を練る。まず、レンタサイクルで自転車を借りる。そして、
    それをバスに積み込んでトレ・チーメへ向かう。帰り、トレ・チーメからコルティナ
    まで、それなりの距離があるようだが、地図で見る限り8割が下り道。
    快適なサイクリングが楽しめそう。

     しかし、レンタサイクルのお店の人は、「無理。バスは自転車を
    乗せてくれないよ」とのこと。残念。いいアイデアだと思ったんだ
    けどなぁ~。

     しかたがない。とりあえずバスで、トレ・チーメの山まで行き、
    帰りはおとなしくバスを待つか、可能そうだったら、ミズリーナ湖まで
    歩こう。そうすれば、ドッビアーコからコルティナ行きのバスがあるはず。
     でもって、運がよければ、ヒッチハイクという手もあるし…。

     …しかし、運はあまりよくなかったみたいだ。
     朝、バスターミナルに立ってみたが、8時になってもバスなんて
    来ない。他のバスの運転手も、“この時期トレ・チーメ行きのバスなんて
    ないよ”とのこと。…デマだったようだ。

    (「2日目その2」につづく)

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  • オフシーズンのコルティナ(ドロミテ)レポート(1日目)

     なぜコルティナが“黄金の盆地”と呼ばれるのか?
     現地に行ってみて、すぐ分かった。10月末のコルティナは、盆地
    全体が、黄色く紅葉していた。
    http://doga.jp/~kama/italy/pic/C09.jpg

     この紅葉の時期が、オフシーズンだというイタリア人の感覚が
    分からない。日本なら、周辺の道路まで大渋滞になってるはず。

     しかし、町中は人通りもまばらで、多くの店が閉まっている。
     スキーシーズンに間に合わせるためだろうか。あちこちで
    改築工事が行われている。

     確かに開いている宿も少ないが、これは事前に検索して予約
    しておけば済むこと。教会の近くの大きなスーパーは開いている
    ので、とりあえず生活に困ることはない。
     ただ、まともに夕食を食べようと思うと、バスターミナル付近に
    いくつか店があるぐらいで、結構不自由する。

     初日、16:00ごろに着いたのだが、まずは徒歩で歩ける範囲、
    町の周辺を散策する。
     ドロミテは、結構雨が多いと聞いて心配していがた、雲一つない
    快晴。
     山々が、徐々に傾いてくる夕日に照らされる。
    http://doga.jp/~kama/italy/pic/C11.jpg

    (「2日目その1」につづく)

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