ソウル【カンファド】 カンファド(江華島)には、以前から興味があった。 日本が開国をせまった場所であり、フランス等もここで圧力をかけた からだ。朝鮮戦争時の米軍はインチョン(仁川)から、劇的逆転に向 かったが、カンファドも無関係ではなかった。 そんな思いから、今回の気楽な旅、2日目の朝早く起きたので、これ は好機とカンファドに向かうことにした。カンファドへのバスは新村の バスターミナルからの出発だ。郊外バスや高速バスは乗りなれているが、 新村からの出発は初めて。アルキカタはある程度参考にするが、現在の 韓国のインフレ状況から、バスの値段の相違は想定範囲内、W4,400と書いてあったが、実際はW4,900であった。 さて、10分も待たず、バスは発車する。ワシの期待も高ぶる。窓外の 光景を見ようとするも、前日の睡眠不足で敢え無く寝てしまう。気づけばカンファドのバスターミナルに付いていた。 第一の目的は、歴史をよく知るためのカンファドヨッサグァン(江華島歴史館)訪問であったのだが、アルキカタによるとタクシーで行くこ とになっている。韓国でのタクシー料金は高が知れているのだが、ここ でケチぶりを発揮して、まずバスでマニサン(摩尼山)へ行ってみよう と思った。チケットを買うがどのバスに乗ったらよいのか分からなかっ た。ハングルはとりあえず読めるので、グンネバス(郡内バス)は分か った。でもマニサン行きのバスはよく分からなかった、それでバスの傍 にいたアジョッシーに聞いてみた。マニサンへこのバスは行くのか?と 尋ねると、どこそこで降りれば行けるとの回答。バスに乗り込む。料金 はグンネ共通らしく、バス運転手から乗る時にチケットを料金支払い箱 の中に入れるように言われる。
ソウル【カンファド】、バスは行く さて、バスに乗ったものの、何処で降りるかと聞いた場所を忘れてし まった。まぁ、いいやぁ、マニサンに着けば皆降りるだろうから、その 時周りの人に聞けば、何とかなるだろうと思っていた。 しかし、不安を感じていたワシはバスの最前列に席を取ったのだが、行き先案内の看板のマニサン方面から、どんどん外れていく。不安は募る が、敢えて運転手には何も聞かなかった。仮にマニサンへいけなくても、 どこかに到着するであろう。そこで、何らかの情報を得てぶらぶらすれ ば、何か面白い発見があるかも、と思っていた。
ソウル【カンファド】、バスは何処へ やがて、バスは溜池みたいなところを通り、海岸にでる。読み取った ハングルによると、トンマクヘガン(東幕海岸か?)。ここいらから、 バスに乗り込む人が多くなる。これだけの人が乗っているのだから、辺 鄙な場所には行かないだろうと、楽観視していた。 しかし、明らかに、マニサンと思われる山からバスは離れていく。 やがて、プモンサ(普門寺)の看板がでる。既にマニサンから大きく 離れているのは理解した。やがてカンファジソンミョ(江華支石墓?) の看板まで出てきた。それじゃ~、カンファジソンミョに行けばいいや と思うが、バスは逆の方向へ向かう。幹線道路に出て、やがてバスは 終着となる。 よく見たらカンファドのバスターミナルに戻っていた。 約1時間で、カンファドを半周したことになる。 でも、カンファドの海岸線を比較的長時間見れたので良しとする。