『上下』の噛みあわせがずれています

そもそも、ブランド名が何たらが、「何」を意味しているのか理解
出来なかったのですが(何せ、ヨーロッパ系料金下げてますから)、
ヨーロッパであれば何でもいいのかなぁ?と思いました。
(中欧、中央アジアの航空会社には、ヨーロッパ系でも乗りたくありません)

JORGEさんは、個人のバカンス客が、東南アジアを好む点を強調されて
いらっしゃいますが、私が見てきた限りでは、買い叩いた金額でチャーター
して、北欧~南欧・東南アジアに、自国で過ごすよりも安い金額で、
過ごせるようにパッケージされたツアーに乗る、バカンス客の集団です。
(つまり、個人客のように、一人当たりのバカンス単価は高くありません。)

マルタではイギリス人、ドイツ人、スペインの諸島では、北欧人、ドイツ人
と多々遭遇しています。マナーは、日本人の酔っ払ったおっさん達と同程度。
有料なのに、機内ではアルコールが売れまくってました。

また、東南アジアは、近代までタイを除く全域が、ヨーロッパの植民地
であった過去があるので、元征服者側の勝手な、ある種の親しみがあると
思います。日本は幸運にも、歴史的にこの点は、一歩遅れ?を取っている
せいもあり、心理的にはまだまだ遠いのでしょう。この点では、遠くて
けっこうです。危うく、明治維新直後、函館周辺が、ドイツの植民地に
されかかりましたから・・・

JORGEさんのコメントをつらつら拝読していて、「あぁ、これが普段ビジネス
クラス以上で、経営陣に属するビジネスマンを見てきている視点」だなぁ、
と感服しきりです。経営陣のバカンス休暇については、NEWSWEEKで読んだ
程度の知識しかありません。また、勤務先の経営陣クラスは、自分のマイ
レージで、やっとビジネスクラスにUpgradeしている程度です。

私は反対に、燃油税は別として、下がってきている個人エコノミー料金で、
リピーターしています。値段的には、チャーター機で、自国で過ごすよりも
安いパッケージ価格に、乗れるものならば、乗ってみたいです。
(イギリス発マルタ1週間で組んでもらいましたが、安かったです)

周囲にビジネスクラスにキャンペーンでもなければ、WEB料金で乗る方も
知りませんし、例えお金を持っていても、たかが半日に使わないと言う
人ばかりなので、私の視点は、下から、なるべく安くバカンス(?)を、
回数は多くする短期間の旅行に行く人々だけです。

ですから、議論どころか、常に視点が上のJORGEさんと、常に視点が下から
の私とでは、土台噛みあわないでしょう。JORGEさんが斜め下、私が懸命
に斜め上を想像しながら書かないと、噛みあわせは永遠に遭わないままです。

日本の観光立国化ですが、まず国際空港を整備しなければ、どうしようも
ないと思います。何せ、島国なので、基本的に空路利用なので、今の
成田・関空・羽田では弱すぎます。また、交通機関に最低英語を解す人員が
いない、という点もありますね。

価格の決め手は、需要と供給なので、経由便・直行便の値段は、時期と
季節で、かなり変化はあると思います。利用者が時間優先か、サービス
優先かで、今後は変わっていくのではないでしょうか? 時間優先だと、
どら(^0^)さんがずばり書かれている通り、フライト限定になって
くるので、定時運行してくれればOKという状態ですね。

何にせよ、エコノミーの航空運賃の1/3が、燃油税・諸税金になってしま
った状態の方が、気がかりです。

航空会社だって、昔のように威張って儲けたいのは見え見栄ですが、
Internetで検索がある程度可能になってしまった現在では、比較は容易
ですから、苦しいでしょう。

一昔前よりも、利用者数自体は増えているので、そこをどう生かすのか、、
料金設定していくのかが、頭のつかいどころでしょう。まぁ、豪華クルーズ船
よりは、格差は無いとは思いますが、利用層がエコノミーとビジネスで違う
のは事実だと思います。だから、JORGEさんと私は、噛みあわないのも
当然です。ビジネスクラスに乗って1度スペインに行く資金があれば、
3回エコノミークラスで、スペインに行く方が断然いいです!

威張り具合=ブランド名=鶴丸印は妥当かも?

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1件のコメント

  • 06/12/20 18:51

    やはり違う

    長文で偉く気合いが入っていますね。

    問題の本質は、日本人が欧州に行くのなら、一般的な感情として
    「飛行時間が短い」、「乗り換えなしで行ける」、「安心して乗
    れる」、「価格も安い」というのが第一に選ぶ基準だと言うこと。
    これにさらに日本人のヨーロッパへの憧れが加わります。ですか
    ら、アジアのエアラインは欧州への料金を下げなければ集客でき
    ない現実があるのです。これはあくまで日本市場でのことです。

    今の若い世代には理解しがたいかも知れませんが、所謂「格安
    航空券」が出始めた頃の欧州の航空会社による欧州便は、アンカ
    レッジ経由であり、しかも冬のローシーズンズでも25万円とかし
    たはずで、当然、比較的安く行け、時間もそれほど掛からないタ
    イ航空やキャセイ、大韓航空のお世話になったか、収容所行きを
    覚悟してアエロフロートのリクライニングしないシートや巨漢の
    客室乗務員に怯えながらもなんとか節約して行ったものです。

    これが、今や簡単に手の出る価格まで欧州のエアラインが安くな
    ってしまいました。しかも午前中に出れば、その日の内に着きま
    す。アジア便が対抗するには価格をぎりぎりまで下げるしかない
    のです。

    また、日本人にとってはアジアに行くのと欧州に行くのとでは
    目的、心構え、さらに客層が異なります。一方、欧州からの観光
    客にとっては他のアジアも日本も同じ感覚なのです。同じとは
    言え、実際には言葉、情報不足、先入観などにより、日本に観光
    でくる欧州人はまだまだ少ないのが、近所で見かける人が居ても
    現実です。欧州市場から見れば、日本路線は不利なのは明らか
    です。これが、日本からの値段と欧州からの値段が大きく異なっ
    ている理由だという点は問題ないのでは?

    元投稿者の発言にもありましたが、日本人が憧れている欧州の
    エアラインは、ここ10年の間に倒産や撤退が相次ぎ、実際のサー
    ビスでもアジアのエアラインに遅れを取ってしまいました。
    それなのに、何故人気があるのだろうかというのは、同じ気持ち
    です。

    さらに掘り下げれば、価格競争に陥ってしまった航空業界の問題
    があります。この結果、以前は海外旅行などは一生に一度のこと
    で、親戚やご近所からは餞別をもらい、もらった人は勿論、職場
    の皆にお土産と買うのが当たり前だったのが、今は黙って行って
    も誰も気がつかないくらい気軽に行けるようになりました。しか
    し、これからはゼロコミッションや発券後のボイドの手数料化な
    旅行業界には一層厳しい時代となります。私も含め、「日本発の
    料金が安すぎる」ということを主張する人は少ないないですよ。

    これが何故ビジネス、エコノミーの議論になるのか、理解に苦し
    むことです。

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    06/12/20 20:11

    Re: やはり違う

    なぜ噛み合わないか考えてみました。
    この掲示板では貧乏旅行が自慢になる風潮がありますから、殆どの人は私も含めてビジネス以上は関係ない人が多いと思います。

    仕事で行くにしろビジネスの話になると、ちょっとうらやましくもあり又ねたましくもあり違和感を持つ人が多いのではと思いました。

    そのためJORGEさんはごく自然にビジネスの話が出てきますが、お互い少し違うと思われる気がします。

    今年の春までファーストきり乗らない人がおり実際その時はお金を持っていて、私も会いましたが
    一応私の家に来るのが目的になっていましたが、実際は私もそうですが、
    他の方も私よりその方に会ってみたいというのが本音だったと思います。

    私も正直に申し上げると別世界の人という捕らえ方をしがちです。
    自分と違う環境の人にはある種の興味を持つ人が多いのも事実です。
    その人と一緒に来られた方々もおりましたが、
    その人の消息が消えると周りの方々も自然にいなくなりました。

    この観測が当たっているか外れているか私の偏見かはわかりません。

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