基本的に通じません

 基本的に通じないと思った方がいいと思います。早朝の北京の3星ホテ
ルで、チェックアウトしに行ったら、デポジットの事でフランス人客とフ
ロントのホテルマンがもめていて、英語は分からないから通訳してくれと
頼まれた事があります(風貌で中国人と思われたよう)。

 とはいうものの3星以上なら英語が出来る人がいる事があります。空港
も通じます。それ以外は英語が話せる人は皆無だと思っていた方が無難
です。Yes No、One twoなど日本人なら(英語をちゃんと勉強していなく
ても)誰でも知っていそうな語彙ですら通じない事がありますから。

 それでどうするかですが、手っ取り早いのは指さし中国語会話集を買っ
て持って行く事と、地名や必要となる単語は書けるようにしておく事です。
 もちろん中国語会話を勉強してもいいのですが、日本人には声調とい
う中国語発音の概念は非常にマスターしにくく、まず聞き取ってもらえ
ません。カタカナ発音ではNGです。
 救いなのは中国語も漢字を使う事で、日本人にはなじみがあります。
但し注意が必要で、簡体字という簡略化文字を使っています。例えば
麺は面と書きますので、日本人だと分からないのではないでしょうか。
いずれにしても、筆談のために中国語の単語を覚えるのは比較的容易で
手っ取り早いです。
 但し筆談も落とし穴があります。日中間で全く意味の違う単語が結構
あります。汽車が自動車なんてのは序の口で

”聞”は臭いをかぐ
”困”は眠い
”手紙”はトイレットペーパー
”鮎”はなまず
”大家”は皆さん

など非常にたくさんありますので時として誤解が生じます。

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