06/12/17 08:43

ブランドイメージと行き先

日本で行われるエアライン人気ランキングを見るとはっきりします。

これはどのような層を対象にするかによってかわってきます。エコノミー利用が圧倒的に多く、パッケージとかも良く使う層は、欧州系と日系、アジアではシンガポールです。これは実体験というより憧れ。一方、ビジネス雑誌で自腹を切らない層を対象にすると圧倒的にJALになります。

何れにせよ、アジア便は人気がない。人気のあるシンガポールは例外でしょう。特にビジネスクラスは欧州系よりも高いはずです。時間が掛かるので、仕事ではアジア便は使えません。まず、経理が許してくれません。時間の方が優先します。これに拍車が掛かるのが、未だに抜け切らない脱亜入欧です。要するにブランド力です。値段を下げないと日本市場では客が集まらない。一方、アジアから欧州行きを買うと日本よりも相当高くなります。香港からのフライトなどとても高いことに気が付くはずです。

欧州からのアジア便は仕事の拠点に向かうビジネス客が多く使います。残念ながら、この点でも日本は斜陽化の一途を辿っています。キャセイのビジネスクラスなどは、年末の一時期を除いて年中満席に近い状態です。ほとんどが中国と香港へのビジネス客です。値段を下げなくても売れるのです。


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1件のコメント

  • すみませんエコノミークラスの話です(書き方が悪かったようです)

    自分の知りたい回答ではなかったですが早速の返事ありがとうございます。
    ビジネスクラスではなくエコノミークラスもそのようなものでしょうか?
    確かにアジア行き得にタイ行きはいつも観光客で込んでいると聞いています。また自分は特に東南アジア経由の欧州行きの価格の違いが欧州発と日本発で違う理由を知りたいのです。

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    06/12/17 13:06

    エコノミーも同じです

    あくまでキャセイのビジネスクラスがいつも満席に近いのに対し、
    路線にも依りますが、日本からの香港便、ましてやさらに欧州
    まで行く人はほとんど居ないということを書いたまでです。

    要するに、ノーマルでも行くビジネス客が居ない以上、価格を
    下げるしかないのですが、これとてアジアの好景気に支えられ、
    日本人以外のビジネス客が乗るために、敢えて下げる必要がな
    くなったのか、最近は高いですね。キャセイの台北経由香港便
    に乗れば、日本と他のアジアでの客層の違いがはっきりします。
    台北まではがらがらなのに、台北から香港まではビジネス客で
    満席になります。

    答えになっていませんか?単に日本人には南回りが人気がない
    ということ。ブランドイメージにも、近所の手前、「欧州に
    行かれたのですか。どちらの航空会社で?「と聞かれ、「はい、
    英国航空でございまましたのよ。」と答えるのと、「ええっと、
    キャセイ航空で・・・・」と言うのとは違いますよね。

    一方、欧州人には東南アジアは比較的近く、物価その他の点で
    魅力的です。ゼルブスさんは言葉の意味から南独逸もしくは、
    奥地利在住のかたかと思いますが、ドイツ人はタイが好きで
    すよね。一方、多くの欧州人にとって日本は、物価が高い、
    極東に辺境、自動車や家電に見られるようにビルしかない味気
    ない国、さらに英語が全く通じない魅力に乏しい国としか映ら
    ないのではないでしょうか?ですから、なにも時間の掛かる
    日本まで、「安くするから乗ってよね」と言う必要がないから
    だと思います。さらにビジネスクラスに見られるように、アジア
    の主要都市に仕事で行く人が多いということが加わります。
    日本が米国しか見てこなかった結果でしょう。欧州在住のかた
    には釈迦に説法ですが。