第三国からのロシアビザ取得法

ロシアビザ取得方法　ロシア自由旅行/ベリア鉄道ススメ(30日ビザ)　

2005/9-2005/12　「太平洋～大西洋へ」をテーマにしたユーラシア大陸横断の一人旅をしました。その際、「シベリア鉄道に乗る」と言うのが大きな目的の一つのだったので、ロシアの自由旅行とビザについてかなり念入りに調べ込み、ガイドブック「地球の歩き方」等では全く紹介していない有効な手段を見つけ出したので、ロシアの自由旅行に憧れている方は、ぜひ参考になさって下さい。

ガイドブック「地球の歩き方」は、日本の多くの旅行者が海外旅行をする際に利用されると思いますが、残念ながら旅行を手配する旅行会社の広告掲載における経済的な理由から、旅行者とって必ずしもベストの旅行手段が紹介・掲載されているわけではありません。他方、ロシアは日本とのネガティブな外交関係の歴史から、一般に公開されている情報が少ない分、ガイドブック「歩き方」とインターネットくらいしか現実的な旅行情報の入手先は無いと思います。よって、ロシア旅行者は自由な旅行手段を選ぶ術があまり無いと言えます。言い方を替えれば、ガイドブック「歩き方」に掲載されている「ロシア旅行を得意とする」と自ら名乗る旅行会社がロシア旅行に関する情報を排他的に独占している分、手数料として不当に高価な料金設定を旅行者に転嫁していると言えます。

例えば、旅行に関して大きなコストの一つである宿泊について。ガイドブック「歩き方」にはユースホステルの情報が掲載されていたりします。そこで、ユースホステルや割安の宿に泊まりたい旅行者は、上記の日本のロシア旅行を扱う代理店にその旨をお願いしますが、「バウチャーを取り扱えるロシア現地旅行会社は、それらの安宿は扱っていないので、出来ません」と言われます。たとえ、もし可能でもその際にまた非常に高額な手数料を要求されます。

ですが、結論から言うと、ロシアビザは上記のような旅行会社を経由して高額な手数料を払わずに取得できます。また、自由旅行をできる術があります(30日ビザですが)。ガイドブック「歩き方ロシア・シベリア鉄道」などでは、旅行中の宿泊先・利用する交通手段等を全て事前に予約し、その支払いの証明書であるバウチャーを全て揃えてから出ないと個人でのロシアビザは取得できない、と言われていますが、
要はまず始めにビザの取得を安く済ませることが出来れば、以降は上記の予約票等の、現実的には個人で行うにほぼ不可能とも思える手続きは不要になり、またロシア到着後現地価格においてのチケットやサービスの購入・支払等で済むのです。ですので、日本の旅行会社に支払う高額な手数料は一切不要になります。これにより数万円、場合によっては十万円以上のコストが浮く計算になります。

以下は、少し具体的な手続きの話を書きます。
ロシアへの渡航手段の予約をし、その支払い証明書(これは、個人旅行で格安航空券などを手配する手続きを同じです)とロシア到着後最初に宿泊する宿泊施設の予約票(メールのプリントアウトでも可でした。ここでは、ビザの手続きの関係もあるので多少高額でも英語表記のあるHPを持っており、信用できるホテルが良いと思います。但し、英語での予約になるでしょう)があれば、ロシアビザの取得をメインに行っていただける旅行会社(立航トラベルサービス・どんぐりツアー:http://www.donguri-tour.co.jp)に、ビザ発行手数料￥10000(但し日本出発まで14日以上の猶予がある場合。値段の詳細はHPにて)を払うのみで、ロシアビザが手に入ります。
ロシア到着後はそのビザと共に、各滞在先での「宿泊登録証明書(レギストラーツィア)」やシベリア鉄道内での宿泊を証明する「鉄道のチケット」を携帯していれば、シベリア鉄道の名も無き小さな駅や、フィンランド国境付近・極北のムールマンスクへも旅行が出来ます
以降はロシア自由旅行における旅のヒント的な情報です。よかったら参考にして下さい。
★富山ーウラジオストク間の船の予約...東洋共同海運(四等二人部屋￥22800～)
★ビザ取得後のロシアでの滞在に関する注意...上にも少し書きましたが滞在期間中、役所が許可した宿泊施設での押印のある、宿泊場所が証明できる書類に不備があると悪党警官などによる不当な賄賂の要求への対抗手段がなくなりますので、これとパスポート・ビザの携帯は絶対です。

(但し、ロシア社会の変化の行方は予測しかねることがありますので、ここでの情報はあくまで参考程度にして下さい。)

これ以外にも、ロンリープラネット等の英語のガイドブックの有効性、シベリア鉄道の時刻表、バルト3国でのビザ入手法、物価、ロシアの現実、危険情報等、書き込みすると思いますが、より詳しいロシア旅行の情報が必要な方は、私の答えられる範囲でご協力させていただこうと思います。

メールマガジン読んでいます!(トピックとは関係なくってすみません)

SHIZAさん。はじめまして。以前他人の旅行記を検索している途中でSHIZAさんのメールマガジンに出会いバックナンバーを読ませてもらっています。まだ途中の南米辺りで(さすが1,000日にも及ぶ旅の記録)、とても興味深く読んでいます。
今、中央アジアの国々に行きたいと思っていて(特にウズベキスタンやトルクメニスタン)、SHIZAさんのサイトはとても役立ちそうです。個人的なことではありますが、ここでお礼を述べさせていただきます。
m(_ _)m

これからもどこかへ行く機会があれば、気をつけてがんばってください。あとメールマガジンの内容をまとめた本の出版の予定がもしあるようでしたら、それを楽しみにしています!

タリンで翌日発給しました

最近の話ではないのですが、
エストニアのタリンの町で翌日発給しました。
値段は覚えてません...
料金は翌日発給が高くて、待つ日にちが長く
なるほど安くなるようでした。
(ロシアビザの話はバルトのガイドブックにも
載っているかも知れませんよ。)

タリンから夜行列車でサンクトペテルブルグへ往復
してきましたが、列車も簡単に取れましたよ。

Re: 第三国からのロシアビザ取得法

私は何時も日本の旅行社に頼んでいますが、150ドルはしませんでしたよ。
今JICの資料を見ましたらロシアの旅行会社のバウチャーが必要で5000円、
通過査証は目的地が要ビザの場合、目的地のビザと航空券のコピーが必要となっていてこれも実費5000円となっています。

取得日数は8日ですが旅行会社に聞いてみてください。
翌日に取れるとしてもわざわざバルト3国で取らず日本で取った方が良いと思います。
今旅行社の領収書が見つかりませんがそんなに高かった覚えは無いで
す。

最もロシアのユースホステルで泊まったことはありませんので、合計するどちらが高いかはわかりません

Re: 第三国からのロシアビザ取得法

間地さんは、バルト3国でのビザ取得希望ですか。
私は、イギリスでロシアのビザを簡単に取ることはできましたが・・・
ネットで申し込んで、パスポートを送るだけでした。大使館に頼んだわけではないので、1番安くて16000円くらいかかりましたが、他にホテルや移動手段を予約しておく必要はなかったし、滞在期間も自由に決められました。
そんな感じでバルトの国でも取れませんかね?