日本人が本質的に「自由であることに対する不安」を持っている限り、騙され続けるわけです。

まず基本として、インド人商人は、嘘をつくものです。
世界中どこでも、商人とは嘘つきのことです。
ですから、インドの旅行社の人間は、みんな嘘を言うものなんです。

僕が、2005年に、ハンピ遺跡に行った時、
ホスペットという町からハンピまでローカルバスで行きました。

ちょっとハンピを見て、ハンピのバスターミナルでバスを待っていると、
そこにいた全員が、「今日はホスペットへのバスはない」と言いました。

ミエミエの嘘なんですが、それをみんなが言うと、信じたくなります。
でももちろん僕は、そのバスで来たわけですが。

友人の話を聞いても、とにかく話がうまい。
話に乗せてしまう。

そして、ぼったりくりというルートです。

日本人は人の話を信じるように、
親切にしてくれた人を裏切っては悪いように、
教育されています。

また、自由に動くことに非常な不安を、感じています。
ですから、「予約をしなければいけないんだけど」という間違った感覚を常に持っているわけです。

例えば、日本で航空券を買うときも、
「もうすぐ満席になりますから、いま予約をしないと危ないですね」
と言われると、素直に予約をしてしまいます。

世界中どこでも、例えば、ホテルを予約しなくて野宿したという話はありません。
宿は必ず見つかります。

結局、インド人は、日本人の「予約病」に、つけこんでいる訳です。

みどりのくつした




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1件のコメント

  • 華僑もインド人には歯がたたぬと言われていますからね。

    みどさん、こんばんわ。

    >まず基本として、インド人商人は、嘘をつくものです。
    >世界中どこでも、商人とは嘘つきのことです。
    >ですから、インドの旅行社の人間は、みんな嘘を言うものなんです。

    華僑もインド人には歯がたたぬと言われていますからね。
    もともと華僑なんかは、競争相手がいないから独走しただけの
    ことです。インドは違う。
    インドではインド人自身が古来からの天成の商業民族なんです。
    生半可なことでは競争にならないんですよ。
    インド人商人に歩があるんですよね。
    もし、国民同士のあいだにも相性があるとすれば、
    日本人とインド人は、
    おそらくはあまり相性がよくないと思います。

    もともと、日本人はそういう生き方を学んでいないので、
    みどさんの言われるように『予約病』にかかってしまうのかも
    しれませんね。

    >日本人は人の話を信じるように、
    >親切にしてくれた人を裏切っては悪いように、
    >教育されています。

    これは、仏教的な考えです。
    日本人が、なんとなく親切に共感の成立を期待するのは、
    仏教的な面がやはり日本人に染み付いているんだと思います。
    インドではすでに仏教はかすかな存在でしかないです。

    わたしも前から思っていたんですが、
    この『予約病』の発症の地は、間違いなく日本です(断言)

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