その6 Cuevas de Drach (ドラゴン洞窟)へ

さて、月曜日の夜は、やっとMallorca料理が食べられた。
何を食べたかと言えば、Sopa de Mallorquina。
フランス喰い倒れ女王が、これ1杯でお腹一杯、とあったので、
素直にまずいパン、小ボトル1本ワインを一緒に注文。
あぁ~、やっとMallorcaに来た気がしたねぇぇ(ため息)。

翌朝、チャッチャと起きて、朝ご飯を食べにBarに行く。
この日はちゃんと、Emsaimada CrroisantとCafe con Lecheを注文。
けっこう、ラードなので、胃に張り付く気がする。よくこのデカイのを、
皆抱えてかえるな~(抱えて帰りませんでした)。

さて、調べておいたバス停に行くと、バスが1台その場所にいる。
出発時間ぎりぎりに運ちゃんが現れたので、「洞窟に行く?」と聞けば、
Siiiiiiとだるげに答えるので乗る。クリシュナさんによれば、直通で
あったが、Manacor(島内部の都市)、もう一箇所、洞窟手前の街に
停まり、なかなか行き着かない!!!もう一度、運ちゃんを突っつくと、
ブチブチ言うので、???と思っていたら、やっとそれらしき建物の前
に急停車した。Gracias~♪と叫びながら飛び降りた。

まぁ、無事に冬季の時間帯のツアーに参加出来、4ヶ国語の説明を聞き
ながら、洞窟内部に入る。4ヶ国語の中には、勿論日本語は含まれない。
東洋顔も私だけ。クリシュナさんによれば、「前に行け、行け、行け」
という事なので、デッカイ人達の中に入ってはいけないので、ヒタヒタと
後足でガイドのおっさんの背後についた。

ここはMallorca島の中に沢山ある中で、有数の大きさの鍾乳洞になります。
カメラの撮影は禁止されているので、説明を聞きながら、下るのみ。
ヒンヤリ感は、秋芳洞の方が上かなぁ?鍾乳石が育ちすぎていて、繊細さ
はあんまりないな~、と無責任に未ながら下って行くと、何やら湖になった。

クリシュナさんの声が、耳に響く・・・・
「前に行け~、前に行け~、前を陣取れ~~~」

素直に一番前の列の、何だかボートが繋いである方に近い側に座った。
かなり待たされてから、電飾を点灯したボート3台が、クラッシックを
演奏しながら、流れてくる(注:Chopinではなかったです)
3曲演奏して、また闇に消えていった。

さぁ!!!ここから合戦ならぬ、早い者勝ち!
湖のボートに乗りたい人は、そちらに移動、というのでサカサカ移動して、
1台目に首尾よく乗り込んだ。

先程の説明では、地底湖としては大きい、というのに案外小さかった。
おまけに、水もぬるい・・・
そうこうしていたら、ボートに乗らなかった人達と、また合流して、地上に
向かう階段を上ることになった。

急に、斜め上で、汽笛が鳴る・・・
一定の間隔を置いて、もうちょっと上でも鳴る・・・

てっきりまた湖で何か余興を見逃したのかと思えば、そこここにいらっしゃる
ドィッチェランド爺婆軍団の、特に豊満でゆっさーゆっさーされたフラゥ達
が、地上に上る階段の重力に負けて、へたりこむ寸前の呼吸音であった。

うっかり巻き添えを喰らって、フラゥ達によりかかられたら大変なので、
小走りにさっさと地上へ向かうと、恨みがましい汽笛が背後で鳴った。

実はPalmaに戻る、次のバスは1時間半後であったので、軽食を食べ、
絵葉書を書き、ボケ~っとしながら待った。

結局、半日の事が、1日観光に等しい事となり、やれやれであった。
次回行くならば、次にお勧めの鍾乳洞にするかなぁ~???

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1件のコメント

  • ドラゴンは、どこ?

    相変わらず、ガイドブックに載っていない地方を歩いてますね。
    《地球の歩き方》というより、《地方の歩き方》と言った方がいいような。

    >電飾を点灯したボート3台が、クラッシックを演奏しながら、流れてくる

    アンデスの音楽隊じゃなかったんですね。
    さすがに、そんな地方まで巡業には行きませんか。

    鍾乳洞って、自然にできた美を鑑賞するものだと思っていましたが、
    余興付きの鍾乳洞探検があるんですね。
    初めて知りました。スペインならでは?

    ところで、ドラゴン洞窟というのは、
    余興で龍が現れるとか、龍伝説があるとか?

    縁(えん)あって同じ鍾乳洞探検隊になったドイツ人も、
    ボートに乗ったんでしょうか?
    一緒に乗るのが、ちょっと恐い気がします。
    ブクブク・・・

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    龍とドラゴン(Drach)は違う存在?

    何だかMallorcaは、遁走してきたChopin@どう見ても神経症の顔が
    好きならしいのですが、鍾乳洞で、もの悲しいメロディーを演奏
    されないで、良かったです。
    (メロディーと共に、地底に沈められたくは無い)

    そうそう、夏時間だと、VallademossaのParadorの舞台で、Chopinの
    演奏があるらしいのですが、ピアノのみ飾ってありました。
    そんなこんなで、Chopinの曲には、Mallorcaで触れずじまいでした。

    てっきり、「これがドラゴンの尻尾」みたいな説明をするかと思ったら、
    何もありませんでした。ヨーロッパでは、ドラゴン=悪の権化ですよねぇ。
    韓国で見たような、「玉を握り締める龍の舞う踊り」でも、湖でして
    くれれば、やんや喝采でしたねぇ。

    1台目のボートに乗り込んだのは、スペイン人、数少ないイギリス人
    で、ボートに乗れなくて、ガッスンガッスン汽笛を吹いていらっしゃた
    のが、Seniorバス2台で乗りつけたドィッチェランド爺婆軍団でした。

    何だか、最近の旅は、その地方(島)の幹線地図を未ながら、もらった
    時刻表と並べて、現地で考えてみる、というようになってきました。
    確かに、地方を、公共交通機関を使って歩いています。

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