レポート

スペインから帰って来ました(その二)

公開日 : 2006年12月06日
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10月6日(金) レオンへの一泊旅行。カテドラルのステンドグラスは素晴らしかったです。天気がもう一つで、入ってくる日光の輝きは見られませんでしたが。パラドールに泊まりましたが、ここも感銘を受けました。今回泊まったパラドールのベストです。
10月7日(土) バリャドリード観光。レオンからバスで行きました。この町は意外に良かったです。セルバンテスの家もそれらしい雰囲気を出していて、楽しめましたし、カテドラルも良かったのですが、拾い物は、地方議会(?)の建物を一般に公開していて、ここがきれいな回廊を持っていました。マドリードにバスで帰って、マドリードで宿泊。
10月8日(日) アランフエスの日帰り観光。列車で行きました。王宮は期待通りの素晴らしさでした。ここもブルボン家ですが、喫煙の間と磁器の間は見事でした。特に喫煙の間はトプカプ宮殿のハーレムを思い出させます。農夫の家が予約が一杯で見られなかったのが残念です。
10月9日(月)サンティアゴの一泊観光。飛行機で行きました。カテドラルは色々な点で、日本の仏教の寺院と共通したところがあります。信仰と観光と商売がうまくミックスされています。寺院本体も見事ですが、三つの宝物館がとても面白かったです。なんせ10世紀ごろからヨーロッパ中の巡礼がやって来るわけですから、そのお賽銭の貨幣だけでも素晴らしい歴史です。あとはモンテ・ド・ガソという巡礼の丘にタクシーで行ってきました。泊まったのはパラドールで、ここはレオンに次ぐ素晴らしさでした。寺院の夜景は見事でした。
10月10日(火) バルセロナの観光。サンティアゴから飛行機で行きました。カテドラルの中庭の南国的な感じが印象的でした。サグラダ・ファミリアは建て増し工事中で、見るところが制限され、もう一つでした。しかし、ガウディ時代と現代のスタイルの違いはなかなか面白かったです。グエル公園は横手の丘から入ってしまい、公園の本体に行くまでに時間と労力をだいぶ無駄遣いしました。くたびれ果てて、ガウディの建築巡りも省略し、ランブラス通りも半分で端折りました。港で食べたマテ貝がおいしかったです。
10月11日(水) モンセラート日帰り観光。鉄道と登山電車で行きました。先ずサンタ・コバに行って、1時に大聖堂に入って少年合唱団を聴きました。意外に短かったのでがっかりです。それからサン・ジュアンに行って、周りの展望を楽しみました。といっても、曇り空だったので、ピレネー山脈も海も見られませんでした。登山電車で降りる途中ですさまじい雷雨に見舞われました。
10月12日(木) グラナダ観光。バルセロナから飛行機で行きましたが、4時間も遅れて以後の計画がすっかり狂いました。カテドラルと王室礼拝堂を見ただけで昼間の観光は終わりです。夜はナスル朝宮殿の夜の観光を楽しみました。夜は神秘的な雰囲気が良かったです。パラドールに泊まりました。古色蒼然という感じで、レオンには劣りました。
10月13日(金) グラナダ観光。アルバイシンの中をぶらついてから、カルトゥハ修道院に行きました。アルバイシンはそれなりの雰囲気がありましたが、カルトゥハ修道院は失望でした。もう少しグロテスクな装飾を期待していたのに、ただゴテゴテしているだけでした。午後は再びナスル朝宮殿の昼間の雰囲気を楽しんで、ヘネラリフェとアルカサバに行きました。パラドールは1晩しか取れなかったので、別のホテルに泊まりました。
10月14日(土) ジブラルタル観光。グラナダからアルヘシラスまで列車で行きました。バスでジブラルタルまで行きました。山の上に上がるロープウェイが運休だったので、車のツアーでヘラクレスの柱、サン・マイケルの洞窟、お猿のたまり場、大攻囲トンネルなどを回りました。けっこう面白いものでした。
10月15日(日) タンヘ観光。モロッコのタンヘ(タンジェ)に日帰りツアーで行きました。正味3時間ほどの観光に10時間かけました。その内買物と食事の時間を除いたら1時間です。カスバを少しグルグルと回っただけの観光です。正直言って値打ちのない観光でしたが、ポーランドの若いエンジニアと二人の国の歴史について一杯面白い対話ができたのと、モロッコがいかに情けない状態にあるかを知ることができたのが収穫といえば言えるでしょう。

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