その5 Palma郊外へ

さて、午後はカナリア君の実家に、ちょっくらお邪魔する約束を
していたので、電話をかけて、”30分に1本ある、とても頻繁な路線”
に乗ってお出かけする。

実は、Inca方面の電車は、地下鉄化工事中で、Pl.Espanaの1駅手前
までになっている。この状態がいつ頃解消されるのか、神様でも
知らないと思われる。⇒「だって、ここはスペインだも~ん!」

さて、1駅向こうに歩いて行って、切符を買おうとしても、おぢさんが
いない!んんん~?っと思って、ちょっと後に行ったら、世間話の最中
なので、時計を指して、切符切符と言ったら、ちょっと待ってね、であった。
まぁ、このちょっとって、最短でも5分かかるんだけど・・・

切符を買って、更に下のフロアに行けば、車内の電灯を消したままの
電車が停まっていた。皆静かに乗っているので、こちらも静かに乗り込む。
やがて、出発時間の数分前に、急に電灯が付き、ある時急に出発した。

ちょっと走ったら、改札が来る。なんだ、ここでも切符は買えたんだなぁ。
がたん がたんとよく揺れる電車に乗って、10分もすると、何とものんびり
した農園風景になってしまった。いきなり、東京から群馬あたりまで、
行った気分なのだが、都会と郊外の落差が激しいんだね。

30分乗って、教えられた駅で降りれば、カナリア君のデッカイ姿が見えた。
ニッパニッパ、愛想良く、こちらは片言スペイン語で挨拶して、ご家族は
滑らかMallorquinaで挨拶していたら、「5km先の農園に行こう!」
という事になった。勿論ここは車で移動。

更に田舎めいた農園に着くと、何だか1軒の小さな家もある。
住めるようにもしてあるので、びっくりした。
庭?には野生化した猫8匹と、鶏20羽が、餌を争い、犇きあう。
見れば、いつの間に餌の小鳥を食べている猫までいる!

アーモンドはボロボロ落ちているし、ちょっと先の兄弟の農園には
羊の群れもいるし、何とも余りの豊かさにびっくりしたなぁ。

日本人を見た事がない、甥っ子姪っ子がいるというので、ちょっと挨拶
して、またのんびりは、次回のMallorcaね~、っということで、
夜Palmaに戻りました。

いい所だけど、あそこにいては、観光がおぼつかないのである。
スペインの食料自給率の高さに納得した午後でした。

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