その4 ベルベル城跡(坂を上って昇って登ってのぼ~~~る~~~)

てっきり、日本でガイドを読んでいて、「北アフリカのベルベル人の城跡」
かと勘違いしていたのですが、「眺めのいい城」という意味のベルベル
でした。異国情緒が無いので、ちょっとがっかり。

宿のフロント係りに、「エコノミープラン:市バス3番で往復すると、
坂を上って昇って登ってのぼ~~~る~~~」と脅されまくっても、
このプランを実行すべく、Pl.Espanaのバス停でバスを待つ。バスは、
韓国のごとく、きちんとバス停前には止まらない。テキトーな国は、
こういう点で共通項があるんだね。

市バスに乗れば、カーブで乗客を振り回し、スピードを上げまくり、
なかなかにスリルを感じさせる運転である。

どこで、停留所を見ればいいんだ~?、とキョロキョロしていたら、
やっと電光表示板に目が留まった。余りに、城の面影を感じさせない、
普通の停留所なので、大声で運転手に再確認をして、下りた。

下りたはいいが、表示がない!!!
Palma市内の主な観光地に挙げているくせに、どの坂を上ればいいのか
わからないのは、クマったものだ~。そういうわけで、通りかかった
兄ちゃんを呼び止め、「ベルベル城はどこでしょう?」と尋ねてみた。

「ここをまっすぐ上って、右に行けばあるよ~」
とのほほん、簡単な返事なので、がっしがっし坂を上り始める。
上ったら行き止まりなので、???と思えば右に坂を下っているので、
渋々下ってみた。

そ~するとやっと、表示が出てきた。
つまり、皆、高い1日観光バス(16Euros)か、車で来るっちゅーことね。
表示に沿って、また上ると、駄目押しに階段がある。

そこを上って、昇って、登りきると、やっと城跡に出た!
ふ~~~、やはり景色はいい!!!

ナポレオン占領時代~スペイン内戦に使われたらしい説明があり、ここで
不幸にも死んだ兵士の墓まであった。勿論、取り憑かれてはたまらないので、
南無阿弥陀仏アーメンと唱えておく。

円形に造られており、折りしも、Sol y Sombraの日の当たり方になって
いるので、写真撮影!

まぁ~、景色がいい所でした。

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1件のコメント

  • マヨルカのバス

    私も「いつ来るとも知れないバス」を待って、そのうち大雨に見舞われました。
    「あ、バス来た!」と思ったら「ブー」っと止らず何故か行ってしまいました。
    隣のスペイン人に訊いたら「時々止る、時々止らない」とたどたどしい英語で言われちゃいました・・・
    適当な国へはあまり行ったことがなかったので、ぶち切れそうになりましたよ。

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    "Sometime stop, sometime no" ⇒ こんな言い方?

    (*●*) えぇぇぇ~、フランスもテキトーな国だと思っていた
          けれど、きちんとした国ですかぁ?

    スペインとイタリアは、適当の具合がずれていますが、程度では
    同じ位テキトーです。しかし、ローマ人として征服した側と、征服
    された側になるので、かなりどこか違ってますねぇ。フランスも
    ガリアで征服された側だから、テキトーだと、CDGをぶらついていると
    思うんだけど、どうなんでしょうか?

    スペインのどの地方にいても、大きく前足を振る癖がつき、あたり構わず、
    しかし知っていそうな人を捕まえて、物事を尋ねてしまう癖がついてきま
    した。相手の言う事はわかるので、自分が尋ね方を知らないにも関わらず、
    やってしまうのがあきまへん。

    今回は、バスが止まるか停まるか、何度も聞いて、運ちゃんに五月蝿がれ
    ました。しかしこれは、前回のガリシア修行で、正反対の方向に連れて
    行かれてから付いた、新しい癖です。お陰様で、Drach洞窟前では、殆ど
    放り出されるかごとくのタイミングで、停めてくれました。

    スペインでは、沈黙して諦めるか、五月蝿くして放り出されるか、
    どちらかになるのかもしれません・・・

    カンパーニュさん、次回のテキトー国の旅は、停まって欲しいバスには、
    大きく手を振ってみましょう!!!