2月のロシア

私は2年前の1月末にシベリアからモスクワ、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバと行きました。

1月23日にモスクワの路上で滑って骨折、ギブスをはめてそれから2ヶ月シルクロードを中国まで来ました。

最もシベリア高気圧が発達する時期に合わせました。
寒さに強いか弱いかは人によりますしなれもありますので、経験してみるしかありません。

旅行社の比較も両方経験すればご自分で結論を出せると思います。
私の場合も両者とも結果的にはうまく行きましたが、途中の経過が間に合うかどうか片方は冷や冷やものでした。
今は違うかもしれません。

私のときは寒気が日本のほうへ移動してしまったときにぶつかりそのとき14時頃ー8度、キエフは16時頃ー4度でした。

今ノールカップまで行って27日に北極圏を脱出しましたが、今のノールカップに比べて内陸のモスクワのほうが晴れていれば、朝の気温は下がると思います。

シベリアは南極を除くと北半球でもっとも気温が低くなると言われています。
私は幸いというか不運というか未だ最高の寒さにロシアでは遭遇していません。

風の強い日にもぶつかっていません。積雪はモスクワ、サンクトペテルブルク、北欧4カ国、などでは冬にせいぜい20CMくらいの雪で乾燥していますから、余り濡れないです。

今の旅行でも北欧4首都とも写真をAMIGOにおくりましたが、積雪は0です。
気温も異常に高いです。モスクワや欧州内陸のほうが朝はむしろスカンジナビア北極圏より下がると思います。
わたしの最低気温記録は一昨年の12月グリーンランドの内陸でー31度です。

私が東京を出た10月11日ころ、モンゴルでは日中氷点下の発表でしたから、シベリア方面と比較すればモスクワは未だ高いです。

積雪量では雪質は湿っていますが、なんといっても真冬の日本海側が世界有数の積雪量です。(高気圧性)
モスクワあたり(低気圧性)では積雪はたいしたことはありませんが、凍結して滑りますので靴装着の簡単な金具でも役に立ちます。
私は持ってゆきながら、つけずに失敗しました。

今回も北極圏のハムスタッドの港でわずかな残雪が凍っていてモスクワの二の舞になるところでした。今だから白状します。
凍結したわずかの雪のほうが積雪のあるときより怖いです。

私の今の旅行も耐寒用具が無駄になる結果になった異常さですが、平常の寒さが来ましたら2月頃にかけてが一番寒くなります。