今回は、香港トレイルのルート1からルート8まで全部を制覇するために、残りのルート5から6を歩くことにした。
『ルート5 黄泥涌峡-柏架山道 難易度3 4.0キロ 1時間30分』
『ルート6 柏架山道-大潭道 難易度1 4.5キロ 1時間30分』
いままでは20キロ以上のコースだったが、今回は8.5キロだ。
距離的にはたいしたことはないが、ルート5はかなりの難コースだ。
9時30分に出発予定だったのだが、霧が濃く時間をずらして12時に陽明山荘を出発した。
このルート5は夕暮れ時から夜に、一歩足を踏み入れると、ほたるを観察することができる。幻想的な風景に遭遇することができるのだ。
最初から急斜面の登りが続く、ここは、今度トライするウイルソンロードとかぶっている。ウイルソンロードは香港島の赤柱からはじまり、九龍の南涌までの全長78キロ(ルート1~10)の難コースだ。そのルート2と香港トレイルのルート5が一部かぶっているのだ。標距柱(道標)も二つ仲良く並んでいる。
香港トレイルは男女2人のハイキングマークだが、ウィルソンロードは大きめのリュックを背負った男のマークだ。
しかし、いきなりかなりの急斜面だ。今回は登山用の杖も購入して(150HKドル)、もってきたのだが、これがなかなか役に立つ。
この日は霧が出ていて、景色があまりよく見えなかったのが残念だった。出発点の陽明山荘もすでにかすんで見える。
最初の目的地は出発点から1キロメートルほどの標高433メートルの『JARDINE'S LOOKOUT』(渣甸山)だ。山頂には奇妙な三角測量の目印がある。その先は展望所になっていて、銅鑼灣のビルが見下ろせる。
次の目標は『MOUNT BUTLER』(畢拿山)だ。今度は相当な石段の急坂の下りだ。転げ落ちないように注意しよう。
左手には、石礦場(Quarry)が見える。右手の湖は大潭上水塘(Tai Tam Upper Reservoir)だ。
相当先まで見下ろせる石段をひたすら下る。
標距柱56近辺でまた登りの石段になる。右側が絶壁だ。かなりきつい登りが続く、標距柱57の先にある踊場で昼食休憩をとった。
そこからは、『MOUNT BUTLER』(畢拿山)の頂上が一望できる。途中、山頂までは、またまた石段だ。
そして標距柱57の先で、ウィルソントレイルは左折、香港トレイルは直進して別れることになる。
右手には、大日本愛国党 香港支部長S氏の名付けた『ちんぽこ岩』も見える。(すこし小さいが、中央に見えるのがその岩だ)
香港マスターのCCMさんなら、『おれのより小さいな』とつぶやきそうだ。
さらに鬱蒼とした石段を上がると、『MOUNT BUTLER』(畢拿山)の頂上だ。
頂上からは大潭上水塘(Tai Tam Upper Reservoir)が真下に見える。岩に登るといままで登ってきた道も一望できる(写真右)
山頂からは、『Jacob's Ladder』 と言われる599段の石段の急坂だ。かなりの角度で降りることになる。危険なのでゆっくり降りよう。
この『Quarry Gap(大風坳)』といわれる急坂を降りきると、ルート5は終了だ。
ここには、工事中だったが、休憩所もある。バーベキューができるエリアもある。ここで休憩することにした。
標距柱60から始るルート6は、最初は舗装されある程度広い道なので、ハイキング気分で歩行できる。
しばらく下ると遠くに大潭港が見える景色のいい場所にでる。
それからさらに舗装路をくだると、大潭上水塘(Tai Tam Upper Reservoir)に出る。大きな貯水池だ。ダムの左は絶壁だ。
最初の登山で道を間違えてこの絶壁をよじ登ったのを思い出した。
その後、標距柱65までひたすら緩やかな下りだ。その先にちょっとわかりにくいのだが、左手に標識が出てくる。この変形四叉路で
左の階段を上がって行く。未舗装路の山林の道だ。
薄暗い平坦な山道を歩く。標距柱68をすぎると、車道の大潭道(TAI TAM ROAD)に出てルート6が終了した。約3時間、8.5キロのなかなか険しい登山だった。
今回は、万歩計もつけていったのだが、17,000歩を記録していた。
全長50キロメートルの香港トレイルの感動の完走だ!!!!
つづく!!!
写真付き詳細⇒http://amet.livedoor.biz/archives/50282919.html