先週に引き続き、香港トレイルに突入することになった。もうほとんど軍事教練のような感じだ。
今回は山頂(ビクトリアピーク)からのルート1~ルート4までの25キロ走破だ。
リュックに800MLの水、タオル、着替え、虫除けスプレーなど行軍に必要なものをつめて、10時に山頂の噴水前に、直立不動で集合だ。
山頂にはタクシーで突入した。集合時間より早く到着したので、山頂(ピーク)を散策することにした。ピークタワーなどのレポートはもう以前したが、今日は穴場の山頂廣場を紹介しよう。ピークタワーの前にある建物だ。その4F部分には、公衆観景室(PUBLIC VIEWING TERRACE)がある。
エスカレーターでもエレベーターでも上がることができる。
テラスは南と北がある。南に出ると、ランタオ島方面の景色を一望できる。人はまばらだ。
北側に出ると、高層ビルとビクトリア湾を一望できる。観光客があまり来ないのでゆっくりと見学できる穴場だ。
そうこうしていると、集合時間の10時になったので山頂廣場前に噴水に行った。噴水といっても池ではなく石の穴から水が噴出す形式だ。
その日は強風で、ピークタワーの前に看板がぶっ倒れてた。数分前にその前を歩いていたのでぞっとした。
もともとビクトリアピークは太平山と言われていたらしい。
ピークタワーの斜め前には、有名な山小屋のような店構えのレストラン(ピークルックアウト)がある。ここは、戦前はわが日本軍の派出所だった。
その右側から香港トレイル ルート1が始る。
『ルート1 山頂(The Peak) 山頂-薄扶林水塘道 7.0キロ 2時間 難易度2』
ビクトリアピークの山頂公園を盧吉道(Lugard Road)沿いに右から回り込むように歩く、5分ほど歩くと、そこからは、高層ビル、ビクトリア湾、天気のいい日には九龍まで一望できる場所にでる。そしてハイキングのために作られた、道を進むことになる。
1.5キロほど進むと三叉路にでる。ここは右折して薄扶林水塘道經夏力道 方向に進もう。左に行ってしまうと、ピークタワーに戻ってしまう。 そこを進むと右手にはいい景色がひろがる。
平坦な夏力道を直進するとちょっとした広場に出る。ここには、1930年後半、わが日本軍に対抗するため、イギリス軍が構築した機関銃トーチカがある。このトーチカからは、ラマ島やチョンチャウ島まで一望できる。とくに日没時がいいと言われている。
そのトーチカの脇からの道は急な石段になる。、ここを1キロほど下ると、薄扶林水塘道にでる。
右側には薄扶林水塘という貯水池が見下ろせる。標距柱14がルート1の終着点だ。
ここでルート1は終了だ。ここで12時をすぎていたので、さっそくマクドナルドで購入したハンバーガーを2個食べることにした。
次はルート2だ。
『ルート2 薄扶林 薄扶林水塘道-貝璐道 4.5キロ 1時間30分 難易度2』
貝璐道へ向う道はいきなり石段の坂だ。かなりきつい。
しばらくすると、見慣れない標識に出くわした馬は通行禁止ということなのか、意味がわからない標識だ。
ここからしばらく、石段を降りることになる左側は絶壁で足を踏み外すとあの世行きだ。そして左の下界には香港仔(アバディーン)が見える。
水上生活者の船もたくさん浮かんでいる。かなりいい眺めだ。
石段を降りきると、人一人がやっと歩けるような、狭い引水道の右側を歩行することになる。
引水道(catchwater) とは??
香港では、水を効率的にためるために、各所にダムを作り、山々の等高線に沿って水路が設けられ、雨水をダムに流し込んでいる。この引水道の脇には保守のために道がつくられ、これが各地のトレイルの一部にもなっている。人一人がやっと通れるものから、車でも走れるほどのものと大きさはまちまちだ。
標距柱025を過ぎたところの左手に大きめの標識があるここで、ルート2が終了して大きく左折してルート3が始る。ちょいとわかりにくい、直進してしまうとコースをはずれてしまうので注意しよう。
続く、、、、
写真付き詳細⇒http://amet.livedoor.biz/archives/50282826.html