規約ではただの紙切れになり得ると書いてあります マイレージとはそもそもそういうものです。会社の都合で突然使えなくなる ことも、勝手に特典内容を変える可能性のあることなど、どのFFPも必ず明 文化しています。銀行預金(限度額はありますが)と異なり、保証されるも のではありません。良く、「マイレージは商品と同じだ」と言う人が居ます が、あくまで客寄せの景品と思っておいたほうが良いと思います。ですから 使える内に使っておいたほうが得策です。例えて言えば、地元スーパーマー ケットのポイントカードと同じで、ある日行ってみたらシャッターが降りて いて、「ポイントは無効となりました。悪しからず。」と貼ってあるような ものと大差ありません。私は溜めたら一気に使っています。 ただし、今のようにアライアンスやFFPが盛んになってからの大型倒産は あまりなく、米国の大手もなんやかんやで存続しています(マイレージの 乱発は問題で価値は下がっている気はしますが)。これまでの例では他の 大手が救済し、それを引き継ぐことはあると思います。イタリアの路線は 魅力的なので、独立系による草刈り場にはならないでしょう。 アリタリアの場合は少し複雑で、イタリアだけでなくEUが絡んでいます。 しかも、前科が多すぎるので、前途は厳しいと思います。どうなるかが わかれば苦労しないし、例えわかる立場にしても喋る訳には行かないので、 それまで静観するしかないと思います。突然、運行停止とかになれば使い ようがないですが、ある程度の猶予を与えての停止はあり得るでしょう。 しかし、そうなってからではマイレージの消費は無理だと思います。 たかがマイレージ程度に思っておいたほうが良いと思います。