次の新月+高速太陽風は12月19日頃ですね

いやぁ管理人さん、その旅程は最高じゃないですか!
11月の23日と24日に新月で高速太陽風が吹き、オーロラ帯の下に住む人達がオーロラ画像を沢山アップされています。
スペースウェザーCOMがそれです。
http://spaceweather.com/

そして投稿写真はここです。
http://spaceweather.com/aurora/gallery_01nov06_page2.htm
ここクィーンズタウンにもおられた日本人女性も投稿されています。

露出時間とか書いてありますから参考にされて下さい。しかし、これらは皆、一眼デジカメで撮影されたものですので、フィルムとは少し違います。

ここクィーンズタウンでも24日は臨戦態勢でスタンバっていましたが、天候が悪く諦めました。
そしてこの11月23・24日の次の周期が、27日後の12月19・20日になると思います。

太陽は27日周期で自転しており、コロナホールという黒い大きな穴から吹き出している太陽風が地球へやってきます。

このタイミングで旅行をされるようなので、良い写真がきっと撮れると思います。後は天候次第ですね。

それと、デジタルカメラもお持ちになるようですが、少しだけご注意をさせて頂きます。

実はデジカメはポジフィルム並みに、露出が合っていないと明る過ぎたり、暗すぎたり・・・で失敗が多くなります。ラチュードって言うんですけど、やっぱりネガが一番ストライクゾーンが広いです。

デジカメもコンパクトだと、銀塩カメラ換算で35ミリレンズが最も広角・・・というカメラが多くて、やはりもう少し広角が欲しいですね。

その点、一眼デジカメはレンズが交換出来るので便利そうですが、実は短所も多いですよ。

CCDサイズがフィルムサイズより小さい機種が多いので、いつの間にか1.5倍か1.6倍の望遠になってしまいます。
50ミリレンズだと75ミリか80ミリレンズになってしまうんです。故に、15ミリレンズでも23ミリレンズに変身しますので、もっと広角レンズを揃えないと行けません。

そして上記の通り、露出にシビアな事。
次にやはりバッテリー駆動なので大変です。リチウム電池は寒さに強いので、こいつを使いたいですね。でも予備バッテリーが高価で、結局フィルムを大量に買った時と変わらなかったりします。

それと最後に、この現象をご存じ無いプロもいる位ですが、実は「赤いオーロラ」が出たら、デジタルは止めた方が良いですよ。でも肉眼で見えなくても、写真にしたら赤が緑の上に写っている事が多々あります。
しかし、デジタルカメラは赤外線域の光線を遮断してしまうフィルターがカメラに内蔵されており、赤が紫に写ってしまうデジカメが殆どです。

私は天体写真を主に撮っていますが、デジカメでは赤色の星雲が紫色に写ります。フィルムで撮ると真紅の赤色で写ります。
故に出来るだけデジタルは避けた方が良い・・・というのが、私の考えです。本気で撮るならやはりフィルムに限ります。

次に、デジタルだと液晶画面で画像を確認出来ますが、ドンピシャ露出を探している間に、もっとも美味しい瞬間を逃したりもします。前述の通り、デジタルもポジ並みにストライクゾーンが大変狭く、ドンピシャ露出を探している間に、ベストを見逃さないで下さいね。
後で合成(コンポジット)をされる予定なら、露出の違う数枚を撮っておくのも手です。

ちなみに私はフィルムと一眼デジタルを金属プレートに2台固定して撮っています。しかし、メインは何といってもフィルムです。クィーンズタウンのオーロラは一番下のピンク色から、黄緑、水、緑、黄、赤、深紅、紫、青紫、そして最上段の青色まで出現しますから、フィルムでないと太刀打ち出来ません。では。




  • いいね! 0
  • コメント 0件

0件のコメント