風の影響の方が強いです

ヤスヒコさんも書かれていますように、南から吹いてくる湿った風が
干潮→満潮の時間帯にかけてある程度以上の強さで吹くと浸水が
起こるというのが一番一般的なパターンです。真冬なのに生ぬるく、
やけに湿った感じの風が吹くというのが典型的な傾向だそうです。

さらに、新月と満月の日に近いときにこの風が吹くと、大潮(干満の
差が大きい)の相乗効果で上がる水位が高くなる・・・のですが、
風、満潮時刻との兼ね合いなど色々な要素が絡むので、その時々で
かなり違うようです。ヴェネツィアの観光局、ホテルのフロントで
聞けば大抵当日、翌日あたりの傾向を教えてくれますし、テレビや
ラジオでも夕方なら翌日、朝イチなら当日の潮の状況を放送して
います。もう何十年も前から毎日の天気予報で必ず独立コーナーを
確保しているくらいなので、統計データはかなり豊富です。地元の
人たちも、風の具合とか背中に何だか感じるとか、けっこういい
確率で来るのが分かるそうです。

ただ、予報はヴェネツィア以外の場所からだとヴェネツィア市の観光課
などに電話(高潮情報専用ダイヤル)で聞く以外には特にニュース
等でやってくれないので、行かずに判断しようとするとある程度
イタリア語を把握できないと手間を喰うかな・・・と思います。

高潮は長くても2~3時間するとまた干いてくるので、午後に来そう
なら午前中のうちに頑張ってサンマルコ寺院だけは片付けるとか、
午前中に来そうなら、午前中は本土側に近い地域で先にウィンドウ・
ショッピングでもして時間を潰すとか、そのくらいの苦労で済むと
思いますよ。

サンマルコ寺院(広場)のあたりは、一番標高が低いのと、外海からの潮が一番正面向きに来やすい場所であること、運河の河口地点である
ことなどがあって、高潮の被害に一番遭いやすいという運命になった
ようです。

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1件のコメント

  • 伊太郎さん、度々有難うございます。

    本当に不安が消えてきました。ラブリさんのように到着したら浸水していたという場合を除いて、何とでもなりそうですね。高潮情報専用ダイアルがあるのなら、フィレンツェのホテルで電話してもらうのも良いかなと思います。丁寧に教えて下さって有難うございました。

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    ライブ映像でどうぞ。

    ラヴリさんが紹介されている、ヴェネチア市の公式サイトをバックされてHPをご覧になると、WEBカメラで、サンマルコ広場を見下ろしたライブ映像を絶えず流しています。

    カメラは、ナポレオンの翼壁と新政庁との間に設置されています。
    アクア・アルタは既にシーズン・インしていますので、潮の具合をご確認後、映像をチェックされて、足場の並び方や翼廊のどの辺りが水が少ないかなどを、旅行前に予備知識としてお確かめになることもできますよ。

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