お久しぶりです、グランママさん。

いよいよイタリアへ出発ですね。

ラヴリさんがレスされている、ヴェネチア市のHPでおわかりのことと思いますが、グランママさんが仰られるとおり、満潮はあの街でも、一日2度、ほぼ12時間30分毎にあります。

ただ、アクア・アルタは、皆さんがレスされているように、潮汐だけで起こる現象ではありません。むしろ、晩秋から春の始めごろまでのシロッコ(南風)の影響の方が、よほど大きいと、地元ではしています。

ヴェネチア本島の西方、アドリア海とラグーナを隔てる、キオッジャ近くのベッレストリーナ島を乗り越えて大量の海水がラグーナに流入した、最高194センチという歴史的な水位を記録した1966年11月4日のアクア・アルタも、シロッコが一番の原因であったと、地元紙の「IL GAZZETTINO」は書いています。

つまり、満潮が2度あるからと言って、アクア・アルタも必ず2度あるわけではありません。

最近では、アクア・アルタは、1年間に約2000回以上を記録しているようです。しかし、その大半が、比較的低地のサンマルコ広場の、排水口(広場に何カ所かあり)から、掘り抜き井戸のように水が噴き出すことから始まり、周辺の低地を浸して、干潮になると引いていきます。

つまり、大げさに心配されるほどの、厳しい高潮はそんなに多くなく、ある程度の備えをされて、あとは、その高潮をも楽しみ尽くすつもりで、お訪ねになったら、いかがでしょうか。身動きがとれないことになるということは、皆無とか、絶対にない、などとは言えません。しかし、お泊りのホテルでお尋ねになれば、翌日の行動の目安となる助言を、必ずしてくれますので。

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1件のコメント

  • ヤスヒコさん、有難うございます。

    皆様に色々教えて頂き、だんだん目の前にかかった“不安”の膜がはがれてきた気がします。ヤスヒコさんや他の方々のアドヴァイスにあるように、ちょっとくらいの浸水ならヴェニス名物を楽しむくらいの気持ちで行ってみようと思います。それにしても1年に2000回とは!つまり、シロッコだけが原因で起こることの方が多いということですよね。色々考えていると、自然の力って本当にすごいな~と思います。何だかサンマルコ広場の排水溝から水が噴き出すところを見たくなってきました。
    ところで私はグランマと申します。ヤスヒコさんの投稿はよく拝見しておりますが、私はめったに投稿しないので(初心者なので教えて頂くばかり)どなたかと人違いをされているのでは、と検索しましたら、この掲示板にはグランママさんがいらっしゃるんですね。
    いずれにしても、有難うございました。

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