バンコクでのトランジット

ヴィエンチャンから乗り継いで東京に向かう途中、バンコクで一度空港外に出た。
前回はアユタヤのワットヤイチャイモンコンを目標にしたが、今回はバンコク国立博物館を目指す。バンコクのガイドブックは日本に置いてきてしまった。
空港の案内所で観光マップをもらって市内への行き方を尋ねる。自分としては列車を利用したかったが、ファランポーン行は午後2時までない。バス情報はエアポートリムジンしか教えてくれない。A2というのに乗れと言うのだが、これも25分くらい待たなければならない。
 自力でそばの道路を南下する路線バスを停めて乗り込む。29番。
車掌にどこまでと言われてもわからないので、おもむろにもらった地図を取り出して「チャイアニバーサリー(戦勝記念塔)を経由してサナムルアンに行きたい」と言うと通じたみたい。通じたらしいというのは、これまでの体験でかなり危ない。「6バーツ」と言ったらしいが、聞き取れなかったので小銭を手のひらに出して勝手にとってもらう。
隣の席の学生らしい男と話す。もう一度行き先を話す。このバスでよいらしい。バンコクらしい排気ガスの混じった暑い空気に、顔がべたべたしてくる。バスは渋滞にかかってしまったが、BTSスカイトレインの高架が続いているからいいのだろう。
女車掌が「キアオ(緑)」というのでグリーンと応じるとそうだという。
チャイアニバーサリーに着いたら、お前はここで下りろと言う。そこで緑のミニバスに乗り換えてゆけ、と言うことかと合点がいく。
この車掌、タイ人の若い男に乗り換えの案内をするよう指示して、わたしを下車させた。
サナムルアン方面なんていっぱいありそうなのに、この男性はここで待てと言ってしばらくわたしのバスを待ってくれた。なかなか来ないのでここからなら自力でエアコンの効いたタクシーを捕まえるのに、と思う頃バスに乗るよう指示がある。緑でないエアコンバス14バーツ。
エアコンバスでよかったと思うまもなく、また渋滞にはまる。
エアポートバスで高速を行くのが正解だったか。
でも4時の閉館時間まで1時間くらいは博物館の展示を見ることができたのでよしとしよう。

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1件のコメント

  • 博物館の後は

    タマサート大学の裏に回り、焼き鳥3バーツ、トンカツ20バーツ。奮発して細切れにしたパイナップル25バーツを購入。
    渡し船で対岸へ3バーツ。
    高速船待合いのベンチでチャオプラヤ川を行きかう船を見ながら食事。夕方の混雑が激しい高速船に乗り込みシープラヤー桟橋まで11バーツ。
    まだ時間が早いので、リバーシティーというビルの2階でアイスティー(50バーツ)を飲みながら、バンコクらしい川の風情を眺め、ショッピングモールでタイ・ラオスの織物の上質なものを鑑賞する。Mayaという店の趣味がよかった。ゲイソンプラザにMayaの本店があってそちらはもっと品数が豊富とのことです。
    リバーシティからファランポーン駅までは徒歩15分くらい、と言われて歩いたが、温まっこく気持ち悪いバンコクの空気に歩いたことを後悔した。
    19:05分発の快速でドンムアンへ10バーツ。スムーズに空港に戻れるはずが、列車の入線が遅れ、約20分遅れ。ドンムアンに似た造作の駅を行き過ごしてあせったが、車掌に確認するとまだ2つ先だった。近所に座っていたタイ人の皆さんご迷惑をかけました。暗くなると様子がわからず不安になる。
    残ったバーツを利用してタイマッサージ45分300バーツ、空港は物価が高い。でも汗が引いてさっぱりしたのだった。

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