スペック(仕様)と実際の運用は各社それぞれなので・・・

おっしゃられているリンク先のものはメーカー側がこういう使い方が
出来ますよ、という性能面の紹介ですね。でも、実際のところは金属
疲労による機体全体の劣化を防ぐため、極力加圧は避けたいのが各社
(メーカー、キャリアとも)の希望です。

客室内の気圧も巡航高度では0.7気圧弱です。富士山の5合目あたりの
気圧になりまして、平均的な体質の人ならかろうじて高山病にならない
程度の環境です。強引な換気で乾燥もしてますし、客室の気圧でも
爆破する可能性が充分あります。

加圧スプレーではありませんが、乱気流の時に虫歯の穴が爆発して
緊急着陸したような例もあります。(私も一回ありました)

現実のカーゴスペースの運用では、加圧をしているキャリアについても
客室内よりさらに低い気圧設定ですし、ペットや観葉植物などは専用の
加圧コンテナに入ったりするので、やっぱり客室よりも爆発の危険性が
高いです。

手荷物と預け荷物にそれぞれ一つずつ同じ密封袋(ポテトチップスとか)
を入れておき、到着空港で取り出すとパンパンになり具合が違うので、
気圧差を実感できます。地上に戻ってからも半日くらいはパンパン
状態は持ちますので、お手軽に体験したい方はやって見ると良い
でしょう。ただ、『へぇ~』程度の印象で終わってしまうことです
ので、あまり期待しすぎない方が良いでしょう。

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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/11/01 21:13

    Re: スペック(仕様)と実際の運用は各社それぞれなので・・・

     気圧の低い高高度を飛ぶ旅客機は,7000フィート地点の
    気圧を維持できるように設計・運行されています
    (航空会社により設定の差はあれど)。
     荷物専用機でない機体はすべてそうであり,メーカー云々でなく
    機体強度も併せて運行するための仕様です。

     ま,前レスでは加圧していません,という断定をしておきながら
    今度は正当化するためにポテトチップスですか(笑)。
    一気圧状態になっても戻らないなんて笑止です。

     客席・貨物室ともに高高度を飛ぶ場合はそのための均圧弁を
    作動させ,さらに零下数十度にもなる機内はすべて空調も
    同様にし,荷物破損も防いでいます。

     また,舌の根も乾かないうちに屁理屈を述べられると
    思いますが,コロコロ変わるレスに返答は阿呆らしくて
    できませんのでよろしく。
      

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    全くの的外れじゃないと思いますけど

    私は高校生のときに修学旅行で羽田の整備場で航空機見学をしたことが
    あります。(全日空でしたけど)

    その時に、説明の方が伊太郎さんが言っていたような理由で客室と
    貨物室で気圧設定を変えていることや金属疲労などの話もしていました。

    全くの嘘とは思いませんけど・・・。

  • 06/11/01 19:32

    Re: 飛行機内の気圧

    >客室内の気圧も巡航高度では0.7気圧弱です。富士山の5合目あたりの
    気圧になりまして、平均的な体質の人ならかろうじて高山病にならない
    程度の環境です。

    そうなんですか。そんなに低い気圧とは知りませんでした。

    >手荷物と預け荷物にそれぞれ一つずつ同じ密封袋(ポテトチップスとか)
    を入れておき、到着空港で取り出すとパンパンになり具合が違うので、
    気圧差を実感できます。地上に戻ってからも半日くらいはパンパン
    状態は持ちますので、お手軽に体験したい方はやって見ると良い
    でしょう。


    到着空港で地上で取り出すと,密封袋の外側が1気圧に戻るので,パンパンにはならず,もとの状態に戻るのではないでしょうか?

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    なぜかは私も分かりませんが・・・

    実際、初日に着いたところとか帰国して自宅で開けた場合も
    パンパンな状態を保っていることが多いのです。袋にクセが
    つくのでしょうかね~。