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05/08/11 00:39

陸路ハンガリー出国も大丈夫/リヴィウも良い街

リヴィウから夜行列車に乗り、ブダペストへたどり着きました。国境越えは朝の5時(ウクライナ時間)なので、早朝に叩き起こされて大変でした。ウクライナの出国審査はスムーズに通りました。次にやって来たハンガリーの係官が「日本人なのにウクライナの査証がない」と言って確認しにどこかへ行き、ひやひやしましたが、結局、無事にクリアしました。

リヴィウも、言葉の問題が大きく立ちはだかっているので、慣れるまで非常に大変なところです。途中で出会ったオーストリア人観光客も、「意志疎通のために、大学で習ったロシア語を使っているが、露骨にいやな顔をされる」と言ってました。私も新聞のスタンドをのぞいてみたのですが、「リヴィウ・ガゼッタ」などウクライナ語紙がほとんどで、ロシア語紙はイズベスチヤなど少数派なのではないでしょうか。ポーランド人も多く住んでいるはずなのですが、ポーランド語の新聞は見あたりませんね。

それにしても、これだけ魅力的な観光資源を持ちながら、観光客向けに媚びるところがほとんどないというのが興味深いですね。豊かな歴史に育まれているので、そこは失礼ながら腐っても鯛、街のレストランにはウィーン料理・ハンガリー料理が並び、のみの市へ行ってみると、1930年代のドイツ語やポーランド語の古書が売られています。

話が戻って、ヴィリニュスからサンクトペテルブルグまでは列車で移動したので、ヴィリニュス空港は使っていません。また、キエフからリヴィウまで飛んだウクライナ航空も、搭乗券のすべての項目が手書きでした。手書きの搭乗券は、はじめて見ました。ここで座席番号が「2Г」なので驚きましたが、要するに座席番号を「АБВГ」と振っているわけですね。

こうして、バルト3国からロシアへ、そしてウクライナへの旅は終わりました。この掲示板でお世話になったみなさんに改めて感謝いたします。苦労した分だけ、リヴィウの印象が強烈で、あの大変さが懐かしくもあります。

最後に、ウクライナ・グリヴナをいくらか持ってハンガリーへ出国したのですが、方々にあたって調べたところ、ウクライナ国外では再両替できないことが分かり、もったいないことをしました。さりとて、夜行に乗る分には、リヴィウ駅の両替所も早々と閉まっていて使えません。やはり、旅するのが難しい地域ではあります。

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