高級種

プラネタということであれば、やはりシャルドネなのでしょうか。
国内では4千円程度のワインは10ユーロくらいでしょうか。

トスカーナやピアモンテでもバローロなどのブランド以外ならば、10ユーロ
前後でも美味しいものがたくさんあります。以前に、免税額をクリアーする
ために、わざわざ高いバローロを買って(ピアモンテでバローロや一部のバ
ルバレスコを除いて、単品で免税にするのは不可能でした)、店の主人に呆
れられました。「同じネッビオーロでも安くて美味しいものがあるのに」。

地方に行けば大抵10ユーロ前後の地元ワインを勧めてくれます。安くてお勧
めとならば、やはり地元の酒屋でしょう。シチリアで購入されるのが一番良
いと思います。3本までならば機内持ち込みで問題ないですよ(3本までなら
ば持てるし、邪魔にもならない)。買うときは必ず手提げ可能な箱に入れて
貰いましょう。

本題のローマの空港ですが、昔に比べワインは充実してきていると思います。
50-100ユーロ程度の高級なワイン、大抵はトスカーナのキャンティー、サシ
カイヤやブルネッロ・ディ・モンタルチーノというメジャーなものです。

10ー20ユーロのものは記憶にありません。売ってはいます。むしろ価格帯と
しては一番多いのでは。しかし、10ユーロ程度ならば、苦労してまで持ち帰
るかと思ってしまいます。スプマンテも10-20ユーロ程度で売られていますが、
日本でも大差ない値段で買えるし。

残るはレモンチェッロでしょうか。前回はレモンチェッロ売りのおばさんが
居て、「何故、この会社の製品が美味しいか」といろいろ説明してもらいま
した。一瞬買おうかと思いましたが(確かに他のものよりも美味しかった)、
自宅に数本転がっているので思いとどまりました。最近は日本でも買えます
からねえ。でもレモンチェッロは日本でももっと流行って良いものだと思い
ます。

結局、これというお勧めは出てきません。強いて挙げれば、日本で数万円す
るクラスのワインを50-80ユーロ出して買うことでしょうか。相手がその価値
を理解してくれれば良いのですが。まあ、相手次第でしょうね。

ヴェネチアの空港ならばヴェネト州のワインが豊富にあったりするのですが。