トルコ人

程男前であれば良いのですが(・∀・)ニヤニヤ

私は建築学科出なんで元々現代建築意匠専攻ですが、興味は中世~現代ヨーロッパを経てイスラーム建築へと移ってます・・・旅クマさんも詳しい様なので以下知っておられる事もあるかと思いますが他の方の為に・・・

コンヤに行かれて有名なルーミー廟(現メヴラーナ博物館)は見られてるようですが、この建物はご存知かと思いますがイスラム神秘主義の教祖の廟であったので生い立ちからしてモスクではありません。一見ドーム(珍しいダブルドームです)やミナレットがついており、外観はモスクなんですが・・・。緑色のとんがり屋根がついてますがその部分が墓塔の名残です。この墓塔が単独で立ってるのが元々の聖職者(イスラムでは王様も≒聖職者なので)とかの墓に多く見られた形態です。(ルーミー廟は13C?建物でオスマン朝初期時代の物、廟になる前は教団の修行道場であったと記憶にあります)

ブルサにもオスマン帝国時首都があった時期がありますので、ここには沢山の霊廟がありますね。前に書いたよう同一敷地内にある事(一見繋がって同じ建物に見える場合も)はありますがキリスト教と違いモスク内に棺が安置される事は通常ありません。(例外はあり)キリスト教だと地下墓地とかも併設される事もありますがこれも聞いた事は無いです。

ブルサで有名な霊廟はイェシル・ジャミィと対をなすイェシル・テュルベ (霊廟)ですが。円錐のとんがり屋根の墓塔碑が立ってます。道を挟みジャミィとは別の建物ですね。

>Bursa郊外のあの霊廟群
解りませんが?オルハン・ガジ霊廟のことでしょうか?オスマン帝国創始者の息子です。が、この名前のついたオルハン・ガジ・ジャミィも別にあります。

霊廟も墓塔型でなくドーム型や三角平屋根がかかったモスクの建物と見分けがつかない場合もありますし、向こうの方は日本と同じで偉い方のお墓参りってなかんじで拝みます。のでますます区別はつきにくい。日本の旅行雑誌には廟とモスクをごっちゃにしてるのもあるので注意です。

まあ、見て良ければこの辺りの学問的区分とかはどうでも良いですがねw・・・

トピ主さん
上げてた大きなジャミィも良いですが、御祈りの時以外だと案外街中の小さいジャミィ(大量にあります)が良いですよ~。ヒューマンスケールにあってて、お気に入りを見つけるのは楽しいです。イスタンブールのソコルル・ルフメット・パシャ・ジャミィ(ブルーモスク西側少し下る)の天井とかもかなり奇麗。
地元向けのジャミィ入るときはちゃんと断ってから入りましょう。場所によって勝手に入ってると怒られる(怒られた事ないけど、やはり嫌でしょうから)と御互い嫌なので。
あと、静謐な雰囲気も良いですが、宗教建築は御祈り時には違う表情になります。(教会も御祈りの時入ると空気の密度が違います)
異教徒は御祈り時は入れないというのが一般に言われていますし、厳しいイスラム国では事実そうなのですが、トルコの場合運が良ければ入れてくれる?かも。特に観光地化されたモスクでは。金曜礼拝時は特別なので避けた方が無難。(私はブルーモスクとリュステムパシャで御祈りの時中にいた事がありますが・・・異教徒でも涙でそうな感動を覚えます)

全然話変りますが、東京代々木?だったかなに東京ジャミィというかなり本格的(RCですが意匠は結構本格的)なジャミィがあります。言えば無料で拝観できるので近くの方は散歩がてら訪れるのも楽しいかも。結構中も奇麗です。

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