横から失礼します。

立ち見は早い時間に並びはじめます。いつも通りすがりに見ていると午後3時くらいには既に並んでいますね。早く並ぶと一番よく見える場所で立ち見ができるからです。もちろんずっと並んで待ってるんです。立ち見の一番前は特等席で争奪戦ですからね。販売開始直前に並ぶともちろん観る場所は後ろのほうになります。

10ユーロの座席は舞台がぜんぜん観えない席です。

値段にあった格好でよいと思います。その場合、幕間にロビーに立ち入ることは控えたほうがよいかと思います。ロビーは社交の場であり、それなりの装いをした人たちがワインを片手に和やかに雑談していますので、スニーカーやチノパンだと雰囲気が損なわれてしまいます。

また値段によって出入り口が違うのも特徴です。立見席や10ユーロの席の場合、中央階段から出入りするのではなく、その両端の階段からとなり、実質ロビー等の華やかな場所を通らないで行くよう誘導されます。

このようにウィーンでは階層級別の意識がまだまだ根強く残っているので、できれば良い席でお洒落してオペラを楽しまれたほうがとっても良い記念にもなります。カルメンは初心者にも大変わかりやすく今残っている席もおそらく直前には完売となるでしょう。せっかくウィーンのオペラ座に行ってカルメンを聴くだけではもったいないですよ。