ここは昔から無茶な行程だった 私もほぼ今回の事故と同じルートのツアーに参加したことがあります けど、特にパムッカレ→コンヤ→カッパドキア近辺の区間はきついです。 何しろ、一日に700km前後走ります。朝7:30にホテルを出て、宿泊する ホテルに入るのは21:00過ぎ(添乗員によればこれでも早い方らしい) でした。 一昨年からトルコは憲法をEU加盟国基準に合わせたものに改訂して おり、観光バスの一日の走行距離も500km未満にするようになった はずなのですけど、まだこんな無茶やっていたんですね。 他の会社はこの憲法改定にあわせて一日の走行距離をちゃんと500km 未満に減らしたのに、なぜここはやらなかったのでしょう? やっぱりタダのケチ? トルコの場合、郊外の国道は両方向あわせて奇数車線の区間があって、 一番真ん中の車線はどちら方向の車が走行しても良いようになって います。ただし、正面衝突しないように反対方向からの車が見えたら 必ず元々の走行方面車線に戻らなければならないという規則と セットです。ただ、実際は自分の車を早く目的地に着けたいので、 守らない車が続出、郊外(というかほとんどの区間がド田舎)なので 取り締まる警察車両もロクにいません。事故が多くなるわけです。 今回事故が起こった区間は、観光がようやく全部終わった後、宿泊地へ 向けて突っ走る一番疲労のたまる時間帯のもので、おまけに雨、 いつ起こってもおかしくない一番危険な区間です。これに懲りて、 ツアーの行程をちゃんと考えてもらわねば・・・。 ちなみにドライバーの件ですが、トルコでは断食月でも勤務がある 日はきちんと食事を取らなければならないと規定されています。 バス、トラックの運転手とか飛行機のパイロットとか、重機の 操作員とかは必須です。これはトルコが『宗教と日常生活を切り離す』 事を決定したときからずっと変わらないので、これは単にドライバーが 個人的に食べていなかったのでしょうね。マスコミも調査不足なの でしょう。 トルコに限らず、イスラムの規律に厳しい国でも、断食は自分が 非番の日に合計で29日分(月の満ち欠け一周分)取る事とされて いるので、食事を取らないことによって業務に支障が出る職業の 人は昼間でもちゃんと食べます。大体、太陽が出ていない時間帯は 断食月でも食べますしね(むしろ多いくらい)。
僕個人は「断食」を信じてませんけどね。 僕が、タイトルを 「ラマダンで断食して運転していたそうです。(テレ朝) 」 と「テレ朝」を付けたのは、 もともと、テレ朝の報道を信じてなかったからです(笑)。 僕が気になったのは、 テレビで見たバスの画像では、 大型バスじゃなかったんじゃないかということ。 50人くらい乗れる大型バスに、 25人程度だと楽なんですけどねー。 みどりのくつした
多分大型ですよ 日本人のツアーが乗るバス会社の場合、契約上10人程度でも必ず 大型((44人+2)←+2は乗務員分、2ドライバーで運行する必要が あるときのため)バスが来るようになっているみたいです。少なくとも ここの会社はそうです。 カッパドキアとかで、朝イチの気球ツアー(混乗になることが多い) だと、マイクロバスとかハイエースみたいなバンが来ることもあり ますけどね。
断食は日中だけ ラマダンの間は、断食は敬虔なモスリムでも日が昇って暮れるまでの間だけではないでしょうか。日没から日の出までは、がんがん食べることができます。 アメリカでは、日が暮れてから、モスクが提供する料理がでるので、モスクに集まってきてみんなで夕食をとっていました。むしろラマダンの期間中は毎晩がFree foodでみんな集まってくるので楽しそうでした。 事故が起こったのが、午後から夕方だと断食による空腹による注意散漫の可能性もありますよね(もし運転手が断食をしていたと仮定して)。