Re: -× 国境 ×- 私の・・・ もう20年以上も前のお話です。 17才年上の姉夫婦と私たち夫婦で スタインアムラインへ、ラインフォールの見物後 シャフハウゼンから船で向かいました。 その日の宿が決まってなくて 6月の終わりですが町の宿屋はありません。・・で 歩いて15分ほどのドイツとの国境の旅籠?へ・・・。 2階建ての宿の外を見ると 横棒を渡した国境ゲイトが100メートルほどの距離で2つあって こちら側にスイスの係員が2人ヒマそうに立っていました。 姉がものめずらしそうに近づくと、日本のそれも年寄りの女性とみて制服の係員が歓迎のそぶりを見せ 義兄がもちろん写真と取りました。 すると ドイツ側の係員が 向こう側から出て来て手招きをしました。 俺たちとも記念写真をとろう・・・と言うのです。 もちろん パチリ 。 で次は真ん中で みんな揃ってパチリ。 森の始まる何にも無い国境ゲイトでした。 翌朝 宿のレストランで朝食をとっていると 大きな声で挨拶されました。 見れば ドイツ側の国境係員2名。 しばらく通じない?会話をしていると そこに割り込んできたのが スイス側の係員で、笑いながらどうも このレディーは オレントコのお客・・・と言っているらしい。 宿のオカミサン、他のお客さん、国境係員4人・・腹を抱えての大笑い。 私たちも 少し、イヤだいぶ遅れて お付き合いで笑ったので またまたみんなが大笑い・・・。 きっと今行ったら あの国境にはゲイすらないのでは・・・。 姉も2年前、義兄も1年前に亡くなりました。 時は流れます。
もう一度、拝見しました。 旅情感のある文章なので、もう一度読ませてもらいました。 「あの日」を感じておられることでしょう。 >スタインアムラインへ、ラインフォールの見物後 シャフハウゼンから船で向かいました。 これには、私も自分の旅をなぞらえました。 ちょうど10年前の1996年6月16日、スタインアムラインから船でシャフハウゼンに戻りました。 私も宿の予約はしておらず、シャフハウゼンのクローネンホフというホテルを取ることができました。 ホワイトアスパラの季節で、夫婦でこれを戴きました。 シャフハウゼンは、ラインフォールの水量の凄さ、そして装飾出窓の見事さが、思い出に焼きついています。
Re^2: -× 国境 ×- 私の・・・ 時の流れを感じるお話ですね。 ところで、知らないうちに「おじさん」から「おじいさん」になってたんですね。ニックネームも、時と共に流れていたとは気づかずに、失礼しました。