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06/10/14 12:06

料理自慢のアグリに滞在、酒蔵巡り、その2

翌朝は、敷地内の原っぱに可愛いらしいチャペルのあるカンティーナへ。
そして昼食に白トリュフ尽くしのランチのために、ご主人は馴染みの店で
白トリュフをたっぷり購入。

宿に戻って、初めて食べるオヴォーリ・レアーレ(王様の卵茸)
と言う名前の茸のサラダや目玉焼きの白トリュフがけなど
白トリュフたっぷりの食事と、それに合う美味しいワインをいただきました。
ここのご主人の素晴らしいところは、自分のところで作っているワインにこだわらず
自分がよいと思うワインをたくさん揃えてあって、
料理にあわせて出してくれるところです。

それから、料理好きにはたまらないのですが、キッチンに入り
作るところから見ていてもOKなのでした。

そして遅めの午後に、ロマーノ・レヴィさんのグラッパ醸造所を見学。
運よくレヴィさんにお目にかかることができました。
(ロマーノ・レヴィさんについてはこちらを読むと分かると思います。
http://blog.tabista.jp/italia/2006-09-27)

そしてもう1軒、グラッパの醸造所を見学して宿へ戻り夕食。
結局この日も、飲みっぱなし。

翌日は、ロビオーラという名前のチーズをつくっている
山の奥の小さなチーズ工房へ連れて行ってくれました。
そこで育てている山羊や羊から搾乳し、そのミルクでチーズを作り、
熟成させているのです。
その朝できたばかりの超フレッシュなものから、
薄く皮が張ってきたもの、熟成が進んできたもの、すごく熟成したものなど
いろいろと味見させていただきました。

それから、カネッリで毎週火曜と金曜に立つという市に行き、
宿に戻って最後の食事。
またまた白トリュフをふんだんに削ってくださいました。

たった2泊なのに、2日半ここで楽しませていただき、
2泊で8食いただき、(朝食を除いても5食!)
宿の車で回ってカンティーナ4、グラッパ醸造所2、チーズ工房、まちのメルカートを見学し、
最後に、トリノの空港まで送っていただきました。

時間を無駄なく使え、たくさんの美味しいものをいただき、
(その中には、レストランでは決して食べることのできないものもあり)
静かで美しいアグリでののんびり気分も味わい、
本当に最高の滞在でした。

もちろん、1泊2食付のほかの食事代と車代はお支払いしましたが
車代は、着いた日のトリノ→アルバのタクシー代よりも安かったです。
(最終日にトリノまで送っていただきもしたのに!)

何より、忙しいご主人が、
ちゃんと彼のポリシーに合った、心をこめて製造している人たちのところへ
時間を割いて連れて行ってくださり、いろいろなお話をしてくださったこと、
(車の中でも楽しく談笑しました)
本当にありがたく嬉しく感じた旅でした。

自宅に戻り、お礼の言葉に添えて
ああすぐにでもピエモンテに帰りたいと、早速メールしてしまいました。
きっと、また訪れます。

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