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ジュラワインとコンテチーズ

公開日 : 2006年10月14日
最終更新 :

フランスのフランシュ・コンテ地方は、旅行情報が少なく、
自分なりに調べたところ、生産量の少ないジュラワインと、
4大チーズの一つであるコンテチーズの産地だと分かった。
今回の旅行では、これらを買い求めることも、旅行の大きな楽しみにした。

<ジュラワイン>
ジュラワインの集積地はアルボワという小さな町で、ここにはワインショップが数多くあった。
ジュラワインの代表銘柄として、生産地が銘柄になっているアルボワ・パプリン?(ARBOIS PUPILLIN)、シャトー・シャロン(CHATEAU CHALONS)の2銘柄を選んだ。
レンタカーで町へ行き、ワインショップで買うのは簡単だけど、わが家の流儀に反する。
味も良く分からない素人だけど、いつもの様にワインの生産醸造所に行って、テイスティングして買うことにした。


パプリンの村はアルボワの町から4キロ程の山の上にあった。
この村は、家が数十軒ほどだが、殆どが醸造所で、何だか良い雰囲気が村中に漂っていた。
その中の一軒に入り、ポピュラーなのと少し高いのとテイスティングしたが、どちらも旨いので、両方購入。


次はシャトー・シャロン。
この村はフランスの美しい村にも指定されている崖の上にある小さな村。下から見上げた村の姿も、村から見下ろした周囲の景色も、それは素晴しい。村の家は50~60軒。
シャトー・シャロンの白ワインは、味は力強く、ビンが寸詰まりの形で、見るだけでも楽しい。村に10軒ほどある醸造所の中から、3軒ほどで購入。

この日は天気が悪く、村には人影もほとんど無かったが、そのうちの一軒でフランス人らしきカップルとすれ違った。夕方、この村のたった一軒の宿(シャンブルドット)で、彼等と出会った。彼らも、全部で3組の泊り客の一組だった。

夕食付の宿(テーブルドット)なので、夕食は同じテーブルで一緒。食事のとき彼から、「出会った醸造所のワインがベストです。あなたはワインのバイヤーですか?」と聞かれ、思わず苦笑。こんな、間抜け面した60がらみの夫婦に、何てこと聞くんだョ!  


彼の仕事は、フランス・ガバメントの、何とやらとか言ってた。どうりで、とても頭が良さそうだ。宿のオーナーやもう一組の泊り客の老夫婦、いずれもフランス人で、食事中に飛び交うフランス語の会話を、彼が懸命に英訳してくれた。おかげで夕食時の雑談に参加できた。アリガト。

ジュラワインはヴァンジョンヌと呼ばれる白ワイン(イエローワイン)です。
イエローワインではハンガリーのトカイワインを思い出すが、これに比べて、だんぜんハードで力強いワインだ。


<コンテ・チーズ>
コンテ・チーズは、コクがあるけどクセが無くて食べ易い。これも我家の流儀からすると、そこらで買うわけにはいかない。
コンテ・チーズの集積地は、ポリニーという町だった。町に入る周辺には、チーズを作っている農家は無かった。町の店では買いたく無いという同伴者の気持ちは分かるが、売っている農家が無いんだから、しょうがない。仕方なく、町のインフォメーションで聞く。

「見学は朝の5時半出発で、申し込みは10人から。」・・そんなこと聞いて無いョ!こっちは夫婦2人だけだし、作っている所で買いたいだけです。
「コンテ・チーズは1個が約40キロあり、ファクトリーで作るので、農家では売ってません!、アンダースタンド?、」と言われて、・・・アンダースタンド。
(この状況は、カマンベールに行ったときと同じだった。カマンベールでも、周囲にチーズ生産農家は、無かったのです。)

結局、このポリニーの町のチーズ屋で買うことにした。コンテチーズは寝かす期間が長いのが特徴とか。6ヶ月、1年、めったに無い2年もの、とあったので、2キロづつカットしてもらって、その他も含めいろいろ買った。チーズは全部で8キロ以上になった。


何かとても満足感があるけど、レンタカーを返した後が、重かった。目方にするとワインが8キロ、チーズが8キロ、あわせて16キロ。列車の旅になると、こりゃキツイ。
そして更に訳有りで、スイスに入って、美味しいチョコレートを14箱(7キロ)ほど買いました。土産は食品3種類だけですが、合わせて23キロ以上になりました。


2人連れで、良かったよ。ホント。。。だから、夫婦のことをベターハーフって言うんだ!!!







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4件のコメント

  • ジュラワインの醸造所

    今年夏フランススイスと車で行く予定をしていています。
    フランスの美しい小さな町、シャトーシャロンに立ち寄る予定でその近辺を調べていて其処がコンテチーズとジュラワインの産地である事を知りました。そこでジュラワインについて色々調べているうちkiya様の投稿が目に付きました。
    kiya様が仰ってられるシャトーシャロンの一番良い醸造所と言うのはなんという名前か覚えてらっしゃいますでしょうか?
    もしよければお教えくだされば幸いです。
    お返事お待ちしております。

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  • 06/10/19 22:53

    私には、ちょいキツイ味の、ジュラワイン

    現地でちょっと味わったときは、しっかりさわやか、と思ったのですが、
    日本に持ち帰って、食事会でシャトーシャロンを、よーく味わってみたら、
    ちょいと、重かった。

    味はポルトガルのマデーラ・ワインとそっくり。庶民的な例えでは、紹興酒の味にも似ている。
    高級品は、私の口に、馴染まないのか。

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    葡萄牙は好みです♪

    Madeiraと似たり寄ったりなんですか?

    ポルトガルのワインも大好きなので、もし要らないという
    事でしたら、チーズお握りも食べたいので、よろこんで
    消費活動に参加したいと思います。

  • 退会ユーザ @*******
    06/10/15 11:49

    キロ単位!

    すごいです。
    お土産の重さが全てキロ単位なんて・・・

    ワインやチーズ、基本的には作られているところを見て買いたい、
    その感覚は同じですね。

    チーズはグラム単位でしたが
    ワインは、フルボトル5本とハーフボトル2本、
    (これすべて、作っているところで買ったもの)
    機内持ち込みにしたので、空港で、うんざりするような重さでした。

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    06/10/15 18:15

    キログラムは、欲張り度合の重さ。

    旅行に行く前に、チーズ売り場でコンテチーズを見た。
    そして、このチーズは値段が高いことを知って、思いっきり買ってしまったのです。
    欲張りは、重き荷物を持って、坂をも登ります。。

    だが、チーズが欲しい知人ばかりで、昨日、すっかりさばけてしまいました。
    高級品よりも何よりも、お土産は重けりゃ重いほど、価値があります。
    持帰る方は、大変なんですから。 


    グラツィアさんも、欲がワインの重さに出てますねー。(笑)

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  • チーズお握りは大好きです

    蒸暑い日本の夏の、「マイブーム」は毎朝の梅干でした。
    kiyaさんとYour Better Halfの奥方は如何でしたか?

    【泥酔系】はkiyaさんにお任せ致します。
    だって、わたくしは、セイゼイ毎晩1~2杯のワインで
    ほろ酔い系クマなもんで・・・RIOJAだって、持って帰る
    のは、2本程度ですから。

    因みに、グラ姐さま1本 = 旅クマ グラス1杯
    これが正しいアルコール消費できるDNA酵素の差であります。
    Claro???

    ところで、チーズ伯爵のkiyaさん、それだけのチーズの一部
    はお召し上がりになられたでしょうか? 不思議と、日本に
    持って帰ると、チーズの味が変わってくるのです。これは
    湿気の高さが原因と思ってますが、如何でしょうか?

    実は、チーズお握りは大好きなので、そのコンデチーズが
    良さそうだと思っております。味が変わる前に、もし飽きて
    しまわれたら、お握り用に食べたいので、よろしくお願いします。

    ところで、しつこいようですが、テーブルの上に何が地方特産
    で載って来たのでしょうか? 羊君は召し上がられなかった
    でしょうか?

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    06/10/15 07:24

    チーズお握り

    チーズお握りって、何ですか?
    まさか本当のお握りで、梅干の代わりにチーズを入れるんじゃ、無いでしょうね?・・だったら、気持ち悪い。

    >ところで、しつこいようですが、テーブルの上に何が地方特産
    で載って来たのでしょうか? 
    この件については、旅クマさんの期待には応えられなかったです。
    ごく普通の食事でした。

    アペリティフはまず、暖炉のあるソファーで、グレープフルーツの入った、口当たりの良い酒にオリーブの実のカッセみたいなもの。
    食事は、庭で取れた野菜のサラダ。メインは豚肉の香草煮にキノコの入ったもの。煮た野菜の付け合せ。チーズ(ここでコンテチーズを確認。)手作りのデザート(ケーキ)、コーヒー。
    そんな風でした。ワイン付きです。

    ワイフは、野菜を一緒に摘んで、一緒にキッチンに入って、キッチンの様子や料理の作り方を、見てきたと言ってましたが、
    私は表のテラスの椅子で寝ころんで、午後3時頃から、一杯やりながらウトウトしてたので、
    どれも食べたことのある料理だと、それくらいしか分かりません。