Re: スコットランドの巡り方・FortWilliam・Glencoe まず,広い意味でのGlencoeは北側から(正確には北西から南東)アプローチする方が感動的です.道が谷間を登って行って(Three Sistersという山というか急峻な丘があるあたり),それが終わるとこの世ともとも思えぬ荒涼とした広大な谷間の地域が広がっています.これが,ロッホ・ロモンドからの逆のルートですと,さほど感動はありません. Fort Willamからの足は次のサイトで検索してください. http://www.citylink.co.uk/timetables.htm GlencoeにはVisitor Centreがありますが(A82沿い.10年以上前に言った頃の建物は今は使われておらず,新しい建物が出来たようです),ここよりもGlencoe村にあるGlencoe and North Lorn Folk Museum (Glencoe Folk Museum)が小さいコッテッジですが,1692年のキャンベル家によるマクドナルド家の「Glencoeの虐殺」を含む様々な興味深い展示物があります. http://www.scottishmuseums.org.uk/museums/by_area/highland/glencoe_and_north_lorn_folk_museum.asp http://www.activitypoint.co.uk/cgi-bin/list.cgi?r=ballachulish&e=1950(GlencoeandNorthLornFolkMuseum) 1962年の「The Massacre of Glencoe」という出来事をご存じでしょうか?私にはGlencoeはブレイブハートの撮影地というよりも,この出来事の方先に来るのですが・・・ 名誉革命の後,スコットランドのハイランド地方の氏族Clanは,新国王ウィリアム三世とメアリー二世への忠誠を求められたのですが,Glencoe地方に住んでいたMacdonald族はこの忠誠を求められた期限までに宣誓書を届けられず,そのため,スコットランドにおける国王代理たる地位にあったJ・DalympleはMacdonald族は不服従の意志を示したとして,Macdonald族と対立していたCampbell一族と相計ってMacdonald族のせん滅を企て,Canpbell一族のひとりに命じて,1692年2月13日未明にMacdonald族を襲い,38名を虐殺したというものです. 上記の博物館に行けば,「70際以下全員を殺せ"put all to the swrd under seventy"」と書かれた殺戮命令書のレプリカなども手に入ります. 現在のGlencoeはそんな惨劇があったことをを忘れてしまうほど美しい谷間です.Glencoeの一番美しい姿を見ることが出来るのは,Signal Rockという場所で,上記のVisitor Centreの近くにあります. Glencoe付近は山歩きにも適した場所で,多くの人たちが楽しんでいますが,天候が変わりやすく,悪路もあるので,それなりの服装・装備が必要でしょう.普通の旅行用の出で立ちではちょっと無理かな. 例: http://www.b-mercer.demon.co.uk/glenc.htm Glencoe(Glencoe Villageと狭義のGlencoeは少し離れています)村は入り江に面しているので,この周辺では結構ウォータースポーツもあるんですよ.下記の情報サイトからActivitiesを選んで見てください. その他情報は, http://www.undiscoveredscotland.co.uk/areaglen/index.html などで. YHについても記述あり http://www.syha.org.uk/syha/web/site/Hostels/Glencoe.asp Yahoo UK & Irelandで「Glencoe」で検索すれば沢山の情報がありますよ.
Re^2: スコットランドの巡り方・FortWilliam・Glencoe 僕も昨年にBb師匠のアドバイスを頂いてこの地方を旅してきましたが、天気がいいと本当に素晴らしい眺めですよ。 でもBb師匠の言われるとうり天候が変わりやすく、5年前の一日を含めて4日滞在のうち三日は雨でした。 あと風がすごく強いので、それなりの準備をして行ってくださいね。 自分は軟弱者なのでGlencoeのハイキングは計画こそすれ、実行はしませんでした。
4日中3日ならまだいい方 ふた昔前の9月下旬,カナディアンロッキーを旅したときには,9日のうち8日は雨か雪が降っていた. ところで,jagdpanzerさんが行かれたときには,どこかのおじさんが谷の比較的上の方でバグパイブを吹いていませんでしたか? あの響きは谷間の中を結構遠くまで届きますな.寂しげな響きでした(それがまたいい). 恒例の脱線をしますが,いつかエジンバラにいた同僚を訪ねて行ったとき,日帰りでObanまでドライブしたのですが,帰路ナビをしていた同僚が何を間違ったかInverarayで道を間違えて,Kyntyreの方まで行ってしまった(私も海が右に見える筈なのに左に見えるので,おかしいとは感じていたが...). まあ,Tarbertあたりで引き返してきたのですが,曲がる方向を間違えたInverarayに戻った来て,ここでちょっと小休止したのですな. 何かを求めるかのように初夏の夕暮れの小さな町の人気のない通りを歩いていると,どこからかバグパイプの音がする.音のする方にどんどん歩いていくと,そこは町の集会所のような所だったのです.開かれた窓から中を覗くと,小学生から中学生の女の子数人が,おじいさんのバグパイプに合わせてパイランド・ダンスの練習をしておりました.これがなかなか良かった. 楽しい気分になって,一休み後,一路エジンバラまで車を飛ばしましたが,戻ったのは夜の11時近くになっていました.
