10月上旬に、フランスのフランシュコンテ地方を旅行したときに、Commenailes村のシャンブル・ドットに宿泊したときの、報告です。
最近はメールで宿の予約が出来るので、フランス語の出来ない私は、歩き方のホテル予約の例文や、翻訳サイトを使い、フランス語で予約を取って出かけました。
選んだ宿は、Commenailes村のシャンブル・ドット。場所はLons-le-Saunierの町の西、と言っても馴染みがないので、有名なDIJONの南東に80キロにある無名の村です。
行って見ると、この宿はCommenailes村から更に4キロ程離れた、野中の一軒家でした。
この宿から見渡せる範囲には、一軒の家すらありません。本当にポツリと一軒です。
この宿は古い納屋をきれいに改装して、良い雰囲気の私好みの外観の、フランスの民家でした。3年前にシャンブルドットを始めたそうで、全4部屋で、室内は広くて綺麗で、設備グレードも、良好。そして、テーブルドット(夕食付)なので、庭で取れた野菜を使って、料理を作ってくれました。そして、日本人が泊るのは初めてだとも言ってました。
ここまでは、申し分なく、フランスの田舎にノンビリ浸れましたが、たまたまこの日は、他に泊り客が居らず、オーナー夫婦と僕等夫婦の4人での夕食になったのです。
困ったことが起きました。オーナー夫婦は殆ど英語が出来ず、僕等はフランス語が全く判らないのです。通常は他にも宿泊客がいて、多少は英語も出来て、何とかなるのですが、今回は会話が出来ないのです。
・・・ 食事だけは、4人でにこやかに進むのですが、、、、、。
結局、オーナーの主人は仏英辞典、私は仏和辞典を持ち出して、怪しいカタコト英語とジェスチャーで、2時間を楽しむ夕食になりました。2時間といっても、話せた内容はごくわずかです。家族のことや、この地方の観光地のことなど。だけど、人柄の良いオーナー夫妻で、楽しい旅の思い出になったのです。
車の運転は下手、語学はからっきしダメ、歳だから体のムリもきかない。利点といえば、地図が割りに良く読める、同伴者が物怖じしないこと。
・・・こんな旅行者でも、この程度の旅は作れます。
だから、若くて語学も出来る人は、いい旅の体験をして、ヨーロッパのいろんな旅行の体験話(単に、行った・見た・買った、じゃない事)を聞かせてください。
それは、僕らの刺激にもなります。