シルクロードにある「鉄門」、サマルカンドの南

「鉄門」へは、まだ行っていません。行きたいですね。約1600年前にシルクロードを旅した玄奘三蔵は『大唐西域記』に「鉄門」があることを記録しています。早稲田大学名誉教授長澤和俊氏の『三蔵法師の歩いた道』(青春出版社 Play BOOKS)の83ページから84ページにかけて記述があります。サマルカンドの南にあるシャフリ・ザブズから東へ、ブザルの南東へ。すると道の両側に「鉄門」との看板があるそうです。「実際の鉄門は、自動車道路の東側を流れるシュラップサイ川の峡谷で、長さ約3キロの岩の回廊の南側にある」と『三蔵法師の道研究会』の調査を紹介しています。長澤和俊氏は、現場に立っていません。
サマルカンドの南にあるテルメズ。ここで加藤九祚氏が発掘をしています。その途中に鉄門の看板があるようです。来年には、加藤先生の発掘をボランティアで発掘に行き、その途中で「鉄門」を見ようと思います。鉄門の写真を撮りましたらhttp://www.geocities.jp/silkroad_tanken/に掲載します。楽しみにしてください。シルクロード雑学大学主宰長澤法隆。

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1件のコメント

  • Re: シルクロードにある「鉄門」、サマルカンドの南

    やはり「鉄門」はあるんですね。
    私は、「チムール帝国紀行」を17年前に読んで以来、気になっていました。実際にはどんな姿なんだろうとウズベキスタンの情報やガイドブックを調べてみたのですが分からず、クラヴィホの誇張なのかなと思って、諦めておりました。長澤さんが自転車でシルクロードを走破しておられるなら、もしや近くを通っておられるかもしれないとお尋ねしました。
    3キロの岩の回廊と想像すると、ペトラのシクよりもすごいかもしれませんね。

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    ベトラのシク、どこですか

    現在の道路から外れ、岩山を3キロ歩くようなところもガイドブックで紹介してほしいです。紀行文や歴史的な文献、現地で地図や資料を参考にして、ガイドブックにない遺跡などを巡るのも楽しいです。主宰しているシルクロード雑学大学では、「敦煌ウォーキング」に取り組んでいます。鎖陽城遺跡などガイドブックに紹介されていない遺跡ばかり巡っています。詳しくは、http://www.geocities.jp/silkroad_tanken/の「活動報告」に書いてあります。
    さて、「ベトラのシク」って、どこにあるのか教えて下さい。中国の新疆ウイグル自治区コルラの郊外に「鉄門関」という遺跡があります。
    シルクロード雑学大学主宰長澤法隆より。