アルボルズ越え

テヘランからカスピ海に抜けるには、一般に二つのルートがあると思います。
一つは、ほぼ真北に抜けて、ラムサールよりやや東の小さな村へ出るルート。もう一つは、カズビンからラシュトへ抜けるコースです。
最初のは、本当に厳しい峠越えです。私は、車に乗せてもらって超えましたが、標高差もかなりあり、自転車では途中数箇所宿泊場所を確保しておかなければ無利ではないでしょうか。ただ、峠のテヘラン側とカスピ海側では景色が劇的に変わるので、すごく感動的です。山脈の山肌は褶曲が見られて、ある意味でグランドキャニオンに匹敵するくらいのすごさではないかと思いました。
後のルートは、私はテヘランへの帰路に通りました。峠も緩やかな丘陵で、自転車で通るには比較的楽ではないかと思います。道路も整備されています。

カスピ海側は、日本の気候と似ていてすごく穏やかで今なら美しい紅葉が見られると思います。

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1件のコメント

  • テヘランから真北にカスピ海へ

    貴重な体験を教えていただきましてありがとうございます。苦労を覚悟して、、真北に抜けるルートに魅力を感じました。峠で、テヘラン側とカスピ海側で、劇的に風景が変わる感動を味わいたいと思います。中国のカシュガルから、キルギスのナリンへと通じるトルガルト峠を越えたとき、風景の変化に感激しました。アルボルズ山脈越えも楽しみになりました。ありがとうございます。シルクロード雑学大学を主宰している長澤法隆より。

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    06/10/07 06:47

    05年のGWバスで越えました

    そのときの写真が何枚かありますので、Yahoo!にUpしました。

    http://briefcase.yahoo.co.jp/m_asa_ggle

    の「チャールースへの道」をご覧ください。

    山越えとはいえ、幹線道路のようで自動車の交通量はかなり多く、
    そもそも車以外の通行は想定されていない感じです。
    いうならば、日本の県境山越え国道のような感じでしょうか。
    舗装はされていますが、砂埃等で滑りやすいかもしれません。
    状態も日本ほどよくはないです。

    正直、交通事故に巻き込まれる可能性は高いと思います。伴走車
    をつける検討をされたほうがよろしいかと。

    バスでも片道5時間ぐらいかかった覚えがあります。
    途中の低いところには、バスも休憩するような売店兼食堂があり
    ますが、その後は何もなくなります。
    私は自転車のことはわかりませんが、あの行程を1日(12時間ほど)
    で行けるとは到底思えませんので、それなりの装備が必要だと思
    います。

    チャールースの街には人懐っこい、英語の非常によくできる親切
    なおじさんがいます。私もお世話になりました。
    よろしければご紹介致しますので、ご連絡下さい。
    (ただ、仕舞いこんであるので探すのに時間がかかるかもしれません)
    mailはgmail.comのm.asa.ggleになります。