京猫御殿さん、教えてください

昭和初期の日本(大日本帝国と言わされた時代)の韓国統治時代の
小説を、現代日本語で読んでいたのですが、そこに『陰と陽』に
ついて、説明がありました。

そこで、詳しい京猫御殿さんに質問なのですが・・・
ご存知の通り、韓国の国旗は、陰陽マークが、組み合わせてあります。
それを含めての説明だったのですが、「韓国と日本では、陰と陽が
逆である」、という一文があったので、それ以来気になっています。

神社でも、日韓の陰陽が逆の位置になっているということらしいのですが、
これは本当なのでしょうか?

阿吽でもいれば、さすがの鈍い私でも、どっちが口を開けていて、どっちが
閉じている程度はわかりそうですが、8月にヤマネコ師匠と行って来た、
慶州の仏国寺の仁王様を見ても、仏閣ということもあるのか、全く
わかりませんでした。

そういう訳で、簡単でいいので、わからない生徒に説明する要領で、
教えて頂ければ幸いです。よろしくお願いします。

(さすけ姐さまと、京猫御殿さんは、多分職業分類では同じになりますね)

ところで、イベリア半島には、お詳しくないでしょうか?

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2件のコメント

  • 退会ユーザ @*******
    06/09/21 22:47

    横から失礼

    陰陽が逆と言うより、上座下座が逆になっております。つまり、日本では向かって右が上座になります。京都の旧家の雛飾りを見ても、向かって右に内裏様が座っていらっしゃいます。夫婦墓や位牌でも右に男性の戒名を彫り、妻は左側です。仏壇でも一番古い先祖の位牌は向かって右奥に安置します。仁王様や狛犬の場合、阿形が右で吽形が左です。京都は中京を中心に地図上は東に左京区がありますが、これは御所から南面して左右を取っております。この考えと同じなのが雛飾りの左大臣は向かって右に位置します。しかし、儒教では向かって左が上座になります。儒教の位牌は左に男性、右に女性の霊名を刻みます。位牌の置く順も左から右へ座が下がります。(宗廟の正殿がまさにそうです)韓国の夫婦墓は向かって左に男性の名前を右に女性の名前を彫ります。(済州島で調査済み)それから風水に関しては戦前の書物ですが、村山智順著「朝鮮の風水」を参考にしてください。ポシン湯食べながらこんなことばかり考えているハラボジであります。みあんはむにだ。

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    トピ主は、どこからでも失礼ではないかも?

    よ~く見てみれば、ハオ・チーさんの、トピックではないですか。
    韓国女子の話から、大きく「教育的な題材」になりました。
    ところで、韓国男子について、言及はないのでしょうか?

    糖水は大好きですが、風水は方向がわかりません。
    香港の建物は、見ていて面白いですが、あそこに住みたいかは別問題。
    図書館で、「朝鮮の風水」を検索してみます。

    ところで、私が寺で見るお位牌には、おひとりさまの戒名しか書かれて
    いないので、あの世は夫婦は別人なんだ、と考えていました。
    夫婦同じお位牌って、よくあるパターンなのでしょうか?

    墓石には、『犬神家之墓』というように掘ってあるので、夫婦の生前の
    名前が刻まれているパターンを見た事がありません。

    お位牌も、墓石も、あの世まで一緒・・・
    と考えていたら、段々肩が縮こまってきました。
    (ほら、段々ぞぞぞ~っとしてきませんか?)

    肩回しをしながら、ハオ・チーさんに質問です。
    実は体質的に興味本位で、墓場に行かれないのですが、「血まみれの歴史
    京都の変遷」を辿るためには、”プラッと京都”で京都の古い古い、
    いかにも丑三つ時に枕元に立たれそうな墓地に行かないと、見られない
    のでしょうか? あの世まで、「おふたりさま」を続ける、山ノ内一豊&
    千代夫婦みたいな墓石ならば、チョロっと見てもいいかも?

    それにしても、ハオ・チーさんは、お強いですねぇ~。
    アジアの下町をぶらぶら歩いていて、あっちに墓地があるって、わかる上、
    アジアの宿に絵画がかかっていると、必ず封じ札が貼ってないかどうか、
    確認する私には、どーも無理だなぁ。

    ・・・というわけで、教えてください。
    一体、韓国のどこを見れば、表裏・左右・上下が逆って、一発でわかるの
    でしょうか?

  • Re: 京猫御殿さん、教えてください

    旅クマさん、こんにちは。旅クマさんのお話もおもしろいですねぇ。いつも楽しみにしております。

    ご質問ですが、端的に言いますと逆のもあるし同じのあります。千年前はなんでも文化・宗教的なものは、ご存知のように大陸から・正確には多くは朝鮮半島経由で我国にもたらされております。当然同じなのはこのためですし、逆なのは明治の新政権以降か戦争時に変わったんですね。難しくなりますが国家神道と神社神道の違いまで言及しないといけないのですが省略しますね。

    あと意外に知られていないのが、遣唐使は有名だし学校で習うけど、遣新羅使の存在です。じつは遣唐使の倍くらいの三十回以上派遣されていますし、新羅から来る新羅使はもっとその倍くらい来ています。古代朝鮮との交流はもうここから見落とされておりますし、私の住む京都の修学院離宮は有名ですが、すぐその北に赤山禅院というお寺がありますが(京都住民は結構知ってますが)なんとそこのご本尊と言うかご神体は、新羅明神という新羅の神様なんです。天台宗の留学僧・円仁や円珍など最澄を継いだ後の高僧たちが向こうで困っているのを助けて支援したのは、なんと新羅の交易商人たちだったんですね。それで無事帰国できたら御国の神仏を祀りますという、信義が守られて建立されたのです。というように連綿と歴史そのものをきちんと固持している社寺、明治維新や帝国主義時代の国策に乗じた社寺、良いとか悪いは別にして、日韓の陰陽の上下・逆という現象はこういった事由で散見されます。私は大学で教えるとともに(神社の)神職でもありますが、ほんの少しだけでも全体が見えて頂ければ幸いです。こんなんですいません。

    先々月は釜山・海雲台から汽車で安東へ。先月は友人の車で釜山から順天・松広寺・雲住寺・光州と私も韓国の田舎旅が好きで、今月はさすがに行きませんが、来月はまた引率でソウル・中央国立博物館見学、楊平から原州へ連れて行こうか思案中です。一体年間で何度、韓国へ旅行してるのか(笑い)。さすがに正月はロ-マに滞在予定ですが、イベリア半島は存じません。留学したパリやソウル、フランスと韓国はほぼどこでも行ってますのでお役に立つかもしれません。あと北京にもほんの少し詳しくなりつつあります(笑い)。

    旅クマさんや、さすけさん、ヤマネコさんなど、旅通のベテランが後進の方に、色々アドバイスされて旅行を上手に楽しむ方が一人でも増えれば幸いと存じます。私もちよっとは役に立てればと思量しております。



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    野次馬で申し訳ないのですが 教えて下さい。

    京猫御殿どの 割込みご容赦下さい。

    朝鮮半島に神道が残っているとは存じませんでした。 といっても 2-3回のソウル、釜山、チェジュ島程度の旅行経験ですから 当たり前ですが。

    島根や能登の神社が鳥居をあちらの方向に立てていますし、白山信仰などがあちらの色濃いのは承知しておりましたが なぜか半島にその痕跡が無い?(いえ 目に付かない・・・)のが不思議でなりませんでした 。

    どちらかといえば 道教的な祭祀が残っているのは気がつきましたが・ ・。 微妙な言い方になりますが 本来的?な形が日本の中心部に残ってあちらは消えてしまったのかと・・・思っていました。

    いわゆる儒教の締め付けによる何かで・・・。

    八幡信仰も どちらかといえばあっちの系統の・・・とか。

    いえ微妙なお話を興味本位で恐縮ですが 日本の文化・伝統の後に見え隠れするご先祖様にはタイヘン関心があるものですから・・。

    差し付けない範囲でご教授たまわれば 幸いです。