国と国

歴史的に解明すべき内容がまだまだあるようですね。

>兄の話によると当時のソ連の民衆レベルでも一部では抑留兵士よりひどい食べ物でひどい衣料(特に・・衣料はひどかったようです)で合ったようです。

収容所で一緒だったロシア人とは政治犯なのでしょうか?
ロシア(ソ連?)は第二次大戦で死者が2000万人。戦った国々では一番多いとか・・・でもスターリンの悪行も色々耳にしますので、戦争の犠牲者だけとは言えないかもしれませんね。

>そのなかで触れ合ったロシア人たちについては 決して悪く言いません。

普通人間ならそうですよね。
でも国家を預かる人がその感覚では問題になる場合もあると思います。
EAVOさんも書かれていますが、(別の意味で)人と国はまったく違うもの、また違うべきだと思います。

>あの抑留はけっしてソ連だけの責任ではないとしたら・・・この憤りを
>どこに持っていけばいいのでしょう。 いえ 兄は ありそうなことだな・・・としか言いません。

何ともやるせないですね。
後世の者は「実際はどうだったのか」「それを教訓として今からをどうすべきか」を考える他無いと思います。

どの時代を見ても個人の人生が押しつぶされる歴史ばかりです。
自分の国に(堂々と)愛想をつかすことができる人は幸せかもしれません。
でもそれが出来ないゆえ、ぼうふらおじさんの兄上の様な・・・悟りなのか、虚無なのか、何と言って良いのか判りませんが・・境地になられるのではないかと思います。

アメリカに来て感じるのは皆自分のルーツを意識して誇りを持っている点です。
ユーゴ出身者はストイコビッチの話をすると大喜びですし、トルコ出身者の母を持つ知人はオスマントルコの話を自慢げに話します。
誰しも母国に誇りを持ちたいのです。

私もそうありたいです。
戦争は心底怖いし嫌ですが、せざるを得なくなったときは戦わねばならない・・・スミソニアンの航空博物館で海戦史を見てそう感じました。
第二次大戦の海戦史は日本、アメリカ、イギリスとちょっとだけドイツ。
アメリカと戦争になった原因や負けたこと以上に感じたのは・・・アメリカと戦えるパワーと知恵があったのは日本だけだった・・。私には感涙物でした。

願わくば戦争の博物館でない場所で涙を流したいですね。

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