北京経由に…

今年6月、久々にイタリアに行ってきましたが、事件は前回行ったときの話です。もう、10年以上も前になりますが。
　私は、ローマから成田行きのアリタリアのチケット持っていて、チェックインしようとしたら、「前日の同じ便がキャンセルになって、日本人ツアー客が全員今日の便に乗るから、お前は乗せない」とのこと。アリタリアが私に示した代案は、北京まで行って、そこからユナイテッドの成田行きに乗れと言うのです。
　「ふざけるな、何でツアーのやつらに席を譲らなきゃいけないんだ!」と、強く主張しようかとも一瞬思ったのですが、つい、魔が差してしまいました。
　「俺は中国が嫌いだから、一生金を出して中国に行くことはないだろう。しかし、ただなら、どんな空港か、見てやってもいいか…。トランジット中、本場のラーメンも食えそうだ…。それに、北京行きなら空いてるだろう(当時は、まだ中国は経済的に、今日ほどの勢いはなかった)」。
　ところが、飛行機は小型だったので、超満員。北京空港は最悪。ラーメンどころではない。---係員がみんな一人ずつえらそうで、全員言うことが違い、「あっちへ行け」「こっちへ行け」…。言われたとおり行くと、「何でこっちに来た?向こうへ行け」。私は、そのたびに右往左往。本当、ひどい目に会いました。
アリタリアさえ、ちゃんと切符を出せば、こんなことには!!!