1月下旬&栗話余談

トベロラカシさん、こんにちは。
3年前、1月下旬にオルセ美術館近辺で、焼き栗売りを見ました。(ドラム缶で作っているのです。)

途中まで美術館の列に並びかけたのですが、張り紙に気づきました。今日はテレビ局の撮影があるため
公開は一部のみ、その分入場料を割り引くと。

列を誘導する警備員に質問し、撮影は今日だけと確かめたので、帰りましたが、
警備のお兄さんがいても、甘栗売りは堂々と営業しているなあと思ったのを覚えています。



素材そのものを味わわず加工するか、料理の一部とするのは、なるほど、栗そのものに甘みがないからなんですね。
玉村豊男さんだったかな、栗・蕎麦のような産物が、日本とフランスでは随分位置付けが違うと著書で述べられていたように思います。
フランス人は、栗だの蕎麦だのに対して素朴な食物というイメージがあると。

日本ではある種の食物(果物や一部の野菜)は大きく甘く育てますから、栗も、甘みや大きさを追求して栽培されているんでしょうね。

近隣国からの土産に、栗をチョコレートでくるんだものを貰うのですが、
甘栗なのです。はじめ、うわあ甘栗をチョコにするのか!とびっくりしましたが。

去年、サロンドショコラで、みたシャルパンティエさんのマロングラッセ、
メゾン・ドゥ・ショコラでハロウィンの飾り付けの中、オレンジのリボンを巻きかわいらしく積んであったグラッセの栗は凄くおいしそうでした。

ゴルフ場の栗で栗ご飯は、剥くのが大変だったのでは。おいしければ苦労も報われますが。

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2件のコメント

  • 日仏 食品事情

    矮鶏唐棕櫚(みさーる)さん、こんにちは。(ご無沙汰しています)

    焼き栗売りの商売道具、スーパーのシャリオに載せたドラム缶、よくできた屋台です。取締りがくると、押してダッシュして逃げられます。

    玉村さんの著作はパリ旅の雑学ノートをバイブルにしていましたが、このお話は存じませんでした。
    確かに、某アパレル社員でパリの蕎麦屋さんの主人が仰っていましたが、そばを産するフランスでも、日本蕎麦に適したそばはできないと。フランス産も、日本種をフランスで栽培しても蕎麦には使えないということで、原料のそば粉は日本からの輸入だそうです。

    >日本ではある種の食物(果物や一部の野菜)は大きく甘く育てますから、栗も、甘みや大きさを追求して栽培されているんでしょうね。

    この端的な例は、苺ですね。
    以前に比べガリゲット種が人気ですが、これでも日本の苺に比べると甘みが少ないですね。だから、三ツ星レストランのデザートでも、煮たりシャーベットにしたりする過程で糖分を添加しています。
    また、サツマイモは糖分・水分が異なるので、日本のようなスィートポテトのケーキは作れません。
    パイナップルも、レストランのデザートでは、焼いたものにソースや砂糖をかけるということが多い。

    ところで、マロングラッセ、昔はエディアールのものが定番でしたが、この10年くらい、いろんなパティスリ、ショコラティエが力を入れているのか、いろんなお店で美味しいものが頂けるようになりました。モンブランもいろんなパティスリのものを食べ比べ(同じ日ではありませんが)したり、栗好きには堪えられません。

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  • 訂正:栗違い

    警備のお兄さんのところ、甘栗売りじゃなくて焼き栗売りです。オルセ近辺で甘栗は売っていない。

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