日本のカルボナーラは、カルボナーラではありません

 多くの日本人がカルボナーラを誤解しています。ほかのレスポンスの方も「クリーム系が嫌い」とおっしゃっていますが、本場イタリアのカルボナーラにはクリームなんか入っていません。
もし、うゆらむさんが、日本のカルボナーラのような、クリーム入りを期待しているとしたら、それは日本かフランスでしか食べられません。
 リストランテで、「スパゲッティー」は、コース料理の前菜につづく「スープ」の扱いです。従って、メインディッシュの肉か魚を取らなければ店に対するエチケット違反です。(日本の料亭に行って、味噌汁だけしか注文しないのと同じことです。) 従って、スパゲッティーだけで満腹となってしまう日本の女性は、「リストランテ」では、スパゲッティーはやめたほうが良いとおもいます。
 ではどうするか?---答えは、トラットリア(大衆料理屋っぽいレストラン)です。ここでは、スパゲッティーをメインディッシュに出来ます。街をブラブラすると、たいてい混雑しているトラットリアがあります。たぶんそこ、お薦めです。
 日本人がいない、地元民でごった返すあなたの穴場、発見してください。(そのほうが楽しいですよ)

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1件のコメント

  • 非常に勉強になりました!

    イタリアのカルボナーラはクリームが入ってないというのは目からうろこでした。お恥ずかしながら今まで何度もイタリアに旅行してながら、知りませんでした。カルボナーラ=クリームという固定観念から現地で食べようとはしなかったのでぜひ今度行く時は食べてみたいと思います。ちなみに具の卵とベーコンは一緒なのでしょうか?すみません少し興味をもったものですから。

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    Re: 非常に勉強になりました!

    とらべる子さん、うゆらむさん はじめまして。
    別の調べ物をしていたのですが、思わず横レス失礼します!

    カルボナーラはローマの名物料理のひとつです。直訳すると炭焼です。つまり、ブラックペッパーの粒々が炭のようだからです。本場では生クリームは確かに使いませんが、全卵とパルミジャーノをゆでたてのパスタにあえてクリーミーに仕上げます。パンチェッタ(ベーコン)ももちろんカリカリで加えます。でもホントにクリーミーです。卵とチーズたっぷりだから=クリームと思って当たり前ですよね。

    クリーム系でしたらフンギ(きのこ)が多いですね。秋だったら生ポルチーニがそろそろ、、超~おすすめです。 イカ墨についてですが、パスタよりリゾットの方がスタンダードです。アルデンテのリゾットもお試しください。

    場所についてですが、イタリア在住の友人に付いて行くので全く覚えようとしない… そのうち詳しい人からのレスがあるはずです。

    最近はイタリア人も健康志向、グラッパをアクアで割って飲むようになったくらいです。リストランテでもサラダとミネラル、って人も見かけました。気にせず前菜とパスタだけでも問題なしです。特に北部では量が少なくピッコロサイズのパスタもあり、十分コースでいただけますよ。☆付きレストランなんてホントに少しずつです。逆にトラットリアのほうがボリュームがあり、です。ただ、ドルチェはいただいた方がスマートです。でもくれぐれも食後にカプチーノはやめてね。イタリア人は不思議に思ってるみたい。朝の飲み物なんですって。

    あ~イタ飯食べた~い!!