Re^2: Re:シベリア鉄道・・・聞き書きですが 私はシベリア鉄道の途中でバイカル湖畔のリストビヤンカと言う小さな村にある、日本人墓地に行きました。 友よ安らかに眠れと書かれた木柱が立っていました。 昨夜もNHKでシベリア抑留者のことを放送していましたが、私の年代のものは、ソ連は日ソ中立条約を一方的に破り原爆を落とされ 敗戦が決定的になった時の隙間に攻めてきて北方領土も掠め取り多くの捕虜をシベリアで働かせたので、ずるい国として印象に残っています。 それに比べてアメリカは血を流して占領した沖縄や硫黄島も返してよこしたので、基地だらけの日本と文句を言われていますが、 結果的にはソ連ではなくアメリカに占領されて良かったと思っています。 ロシア人もアメリカ人もおおらかな点では似ていますが国となると大違いです。 抑留者もー35度になると漸く作業中止になったと現地で聞きました。
Re^3: Re:シベリア鉄道・・・聞き書きですが EAVOさん ソ連のとんでもない行為は確かに腹が立ちますが 兄の話によると当時のソ連の民衆レベルでも一部では抑留兵士よりひどい食べ物でひどい衣料(特に・・衣料はひどかったようです)で合ったようです。 そのなかで触れ合ったロシア人たちについては 決して悪く言いません 。栄養失調や飢え、寒さでバタバタ死んでいった仲間については いまは 酷かった・・・としかいいませんが。 でも近年伝え聞いた話では関東軍(旧満州地域を統括していた日本軍)の幹部が大規模な戦闘をさけるために 降伏した日本軍兵士のシベリア開発への投入に同意した・・・この人たちを日本に返すだけの国力が 当時の日本にはない・・・との理由もあってらしいですが・・・。 あの抑留はけっしてソ連だけの責任ではないとしたら・・・この憤りを どこに持っていけばいいのでしょう。 いえ 兄は ありそうなことだな・・・としか言いません。 兄の会社員生活中 ほとんど怒らなかった・・・そうです。 子供たちもそういいます。 そういえば 兄弟姉妹の相談ごとにも最終的に異論をとなえた事がありません。 たぶん 中国での戦争と シベリアでの 死を間近に見てきたせいではないでしょうか・・・。 なんか 話題が8月15日にちなんだオハナシに・・・ * 国という 愚かしきもの横たわる・・・。
Re^4: Re:シベリア鉄道・・・聞き書きですが 昨夜の放送では、日ソ中立条約を信じていた軍部が南方戦線へ関東軍の殆どを移動させた為民間人が徴兵されたと言っていました。 私も5年早く生まれていたら、満蒙開拓義勇団に志願していたかもしれません。 理由は馬鹿馬鹿しいですが、国語の教科書に載っていた作業が終わった後の饅頭がうまかったと言うことです。 饅頭が食べられるなら私も行こうと思っていました。 ぼうふらおじさん同様私も未だにサツマイモやかぼちゃは余り食べる気がしません。
国と国 歴史的に解明すべき内容がまだまだあるようですね。 >兄の話によると当時のソ連の民衆レベルでも一部では抑留兵士よりひどい食べ物でひどい衣料(特に・・衣料はひどかったようです)で合ったようです。 収容所で一緒だったロシア人とは政治犯なのでしょうか? ロシア(ソ連?)は第二次大戦で死者が2000万人。戦った国々では一番多いとか・・・でもスターリンの悪行も色々耳にしますので、戦争の犠牲者だけとは言えないかもしれませんね。 >そのなかで触れ合ったロシア人たちについては 決して悪く言いません。 普通人間ならそうですよね。 でも国家を預かる人がその感覚では問題になる場合もあると思います。 EAVOさんも書かれていますが、(別の意味で)人と国はまったく違うもの、また違うべきだと思います。 >あの抑留はけっしてソ連だけの責任ではないとしたら・・・この憤りを >どこに持っていけばいいのでしょう。 いえ 兄は ありそうなことだな・・・としか言いません。 何ともやるせないですね。 後世の者は「実際はどうだったのか」「それを教訓として今からをどうすべきか」を考える他無いと思います。 どの時代を見ても個人の人生が押しつぶされる歴史ばかりです。 自分の国に(堂々と)愛想をつかすことができる人は幸せかもしれません。 でもそれが出来ないゆえ、ぼうふらおじさんの兄上の様な・・・悟りなのか、虚無なのか、何と言って良いのか判りませんが・・境地になられるのではないかと思います。 アメリカに来て感じるのは皆自分のルーツを意識して誇りを持っている点です。 ユーゴ出身者はストイコビッチの話をすると大喜びですし、トルコ出身者の母を持つ知人はオスマントルコの話を自慢げに話します。 誰しも母国に誇りを持ちたいのです。 私もそうありたいです。 戦争は心底怖いし嫌ですが、せざるを得なくなったときは戦わねばならない・・・スミソニアンの航空博物館で海戦史を見てそう感じました。 第二次大戦の海戦史は日本、アメリカ、イギリスとちょっとだけドイツ。 アメリカと戦争になった原因や負けたこと以上に感じたのは・・・アメリカと戦えるパワーと知恵があったのは日本だけだった・・。私には感涙物でした。 願わくば戦争の博物館でない場所で涙を流したいですね。