席料ではありますが その席料の意味は、テーブルクロスの洗濯代と花代、パン代と考えていいと思います。 イタリア人にとって、食卓にクロスをかけないことはあり得ないことで、 必ず客が替わるごとにバリッと糊の利いたクロスをかけかえます。 そしてその食卓に花がないことも考えられないのだと思います。 安い店だと、紙製のテーブルクロスや紙製ランチョンマット、 花も造花だったり、まれにないことも。 パンは、どこでも必ず出てきますが、いい店だと自前で焼いた数種類のパンが出ますし、 (もちろんお替りありです) 食前酒がついたり、ちょっとしたつまみのようなものも出てきたりします。 ですから、通常はコペルトが高ければ高いで、それなりの妥当性があり、 心地よく、美味しく食べられると思っていいと思いますが、 ヴェネツィアや、ローマ、フィレンツェなど大観光地の観光客相手の店には 高いだけで、妥当性のないの店もあるので、要注意です。 また、観光客相手のツーリストメニューを出していたりする安めの店の中には、 コペルトなしというところも結構あります。 そういうところは、たいてい紙のランチョンマットですけどね。 チップは必要ないと教わりました。 サービス料何%と明記されているところはもちろん不要ですが、 アメリカのように15%とか計算して加算することはまずしません。 せいぜい端数を切り上げるとか、お釣りの分を渡すとかでいいようです。