Re: カオプラウィハーン(プレアヴィヘア)

今週、カオ・プラヴィーハン(カンボジア語ではプレア・ヴィヘア)に行ってきました。寺院に続く国境は開いております。ご存じの通り、カオプラヴィーハンはタイ語読みで、カンボジア語でいうプラアヴィヘア寺院はカンボジア領内にあります。国境といっても、鉄製の門扉をくぐるだけの簡単なもので、パスポートチェックやビザは不要でした。この場所はカンボジア領ですが、カンボジア側からは地雷地帯をくぐりながら400メートルの峻険な山道をよじ登らないと行けない地形になっており、現在ではタイ側からのアクセスだけしかないといってよい場所です。付近の地雷除去も進んでおり、通常のルートで訪れる限り安全といえます。また、タイ、カンボジア両国の間で2004年にこの地の共同開発が合意されており、1週間後の9月3日にはタイのタクシン首相とカンボジアのフン・セン首相のトップ会談がこの場所で予定されています。カンボジア警察が大型ヘリで乗り付けて、付近の警備と環境整備をしていました。寺院の参道に面したテント張りのような土産物屋は撤去されて、クリーンになっていました。また、9月3日の会談の後はまたどうなるかわかりませんが、アクセスは大丈夫なのではないでしょうか。寺院の様子はまだ復興が十分ではありませんが、往事の面影を残していてすばらしい文化遺産です。無事の登頂を祈ります。

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