退会ユーザ @*******
06/08/23 20:35

その16 侮れない店

この日の夕食は、ごくごく普通の鶏や
サルシッチャ(ソーセージ)の焼いたものが食べたくて、
メニューを確認しながら、そこら安そうな店に入りました。

ノートは海がすぐそこだから、魚介もそこそこ美味しいだろうと、
店のプリモのメニューでは一番高い(と言っても10ユーロの)ウニ・スパゲティを注文。
たいした期待もしていませんでしたし、
皿が届いたときも、こんなものね、という感じでした。
ところがどっこい、1口含むやいなや、鮮烈なウニの香りがいっぱいに広がったのです。
美味しい!!!
もう形のほとんどは、とけてしまっていますが、
けっこうな量のウニを使っているのでしょう。
これって、わたし的には、イタリアで3番目に美味しいウニ・スパです。
(1位が、マリーナ・デル・カントーネの「ロ・スコーリオ」
 1位タイが、プローチダ島の「ゴルゴーニア」のもの)

その後の、鶏胸肉とサルシッチャは、
イタリア人がよく使う脂が落ちる筋付き鉄板で焼いたもの。
2人でそれぞれを注文し、半分ずつ交換して食べました。
これは普通で美味しい。
さっぱり塩味にレモンを搾っただけの鶏と
スパイスを効かせたパンチのある味のサルシッチャ、
両方あってどちらも楽しめるという味でした。

セコンドは、そのものだけがデンと出てくると思っていましたから(当たりでした)
コントルノに、ルーコラのプチトマトのサラダをオーダーしていましたが
この、プチトマトがものすごく美味しくて、感動ものでした。
酸味も甘みもあって、味が濃厚なのです。かつ爽やかな口当たり。
これは、前述の「ロ・スコーリオ」と甲乙つけがたい味。

素晴らしいのが、ワイン。
ハウスワインをくださいと言ったら、うちのはボトルになるけどいい?というので
もちろんOKしたのですが、
水のようなワインではなく、そこそこいけたのに、6ユーロ。
この店は、全部で1人20ユーロほどでした。ウニスパ食べたのに!

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