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06/08/23 20:24

その13 ラグーザ 1

ラグーザまでは、バスで4時間ちょっと。
16時15分前に着き、客をつかまえようと待機していたタクシーでホテルまで。
ホテルは、ロカンダ・ドン・セラフィーノという、
小ぢんまりしたロマンティックな感じのホテルです。

ヴァル・ディ・ノートの都市は、1693年の大地震で破壊され、
ちょうど後期バロック様式の時代に再建された当時のニュータウンなのです。
ノートの場合は、それまでの旧市街が壊滅的打撃を受けたので
近くに、全く新しく都市がつくられましたが、
ラグーザの場合は、旧市街(ラグーザ・イブラ)を残しつつ、
隣の丘に新市街(ラグーザ・スーペリオーレ)もつくったのだそうです。

ラグーザの何が見たいわけではなく、
いろいろな本に掲載されている、
新市街から見たイブラの全景(島のように浮かび上がる街)を見たいと思っていました。
でも泊まるなら風情のあるイブラを散歩したいので、
イブラの宿を、と探してこのホテルを見つけました。
スタンダード・ツインが120ユーロでしたので、
6月初めにに予約を入れたら、すでに満室で、
180ユーロのデラックス・ツインしか空いていないとのことで
本当は2泊したかったけれど、1泊にして、それでもここがいいと思って予約したのです。

部屋は、センスのよいシックなインテリアでまとめられ、浴室の施設も十分、
ソファもあってゆったりとくつろげる空間でした。
朝食も美味しかったし空調もしっかりしていて、できれば3泊ぐらいはしたいところ。

ラグーザには、3年前に車で立ち寄ったことがあるのですが、
時間が足りなかったことと、ガイドブックがなかったことで、
イブラの全景を見られるビューポイントがどこにあるのか分からず、諦めました。
(昼食後に散歩したので、ほとんど人影もなく、訊くことすらできなかった)

なので、宿で一息ついて、先ず行った先は、新市街のビューポイント。
「ひょっこりひょうたん島」を思い浮かべていただくと分かりやすいと思うのですが、
片方の丘が旧市街イブラだとすると、もう片方が新市街スーペリオーレです。
ホテルは、ひょうたんのくびれに近い部分にありますから、
ビューポイントにも近くてなかなかのロケーションでした。

比較的近いとはいえ、階段を上って、上って、上って…
やっと到着したビューポイントからの眺めは、思い描いていた通りの景色。
これを見たい、と思ってから、何年経っているでしょう。(多分5年ぐらい)
もう写真撮りまくりです。
ちょうど午後の陽射しは撮影向きで、
傾いた日を壁面に受けて輝いて建物群は、本当にきれいです。

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