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06/08/23 20:18

その10 バゲリーアとチェファルー

翌日は、朝食前に、魚市場を見に行きました。
ところが、そう看板に書いてあった建物は閉まったままで、
港に行ってみると、船から水揚げしたその場で売っているのでした。
大きな魚はすでに契約しているところに運ばれたり、
車で買いに来ている人に売られたりした後らしく、
小魚と蛸が少し残っているだけ。
私たちが面白がって覘きこんでいると、
蛸を取り出して、ほれ、写真撮っていいよと、持たせてくれました。

その日は朝食後、電車に乗って一駅のバゲリーアに。
芸術新潮2006年1月号のシチリア特集で見て以来、見てみたいと思っていた
ヴィッラ・パラゴニアを訪ねるのが目的です。
駅からは歩いて30分ほどかかりました。

ヴィッラ・パラゴニアは、18世紀に建てられた別荘で、
敷地を囲む建物の上のグロテスクな彫像群で有名なところ。
道化師、乞食、踊り子、楽隊、半人半獣・・・異形のものたちの大集合です。
門には、なんちゃっておじさんと六つ目親爺。
どれもへんてこりんなのですが、どこかしら愛嬌があって、
怖いというよりは愉快。パレルモでちょっと時間が空いたら見に行く価値ありです。
列車で15分ぐらいのものですから。

その後、まだ時間があったので、チェファルーにも行きました。
友人がまだ行ったことがありませんでしたし、
私は冬に一度訪れているものの、夏のリゾート地だし、
「ニューシネマパラダイス」に登場したのも夏なので、
夏のチェファルーを見てみたいと思っていたからです。

やはり夏の日差しの下の海の色、建物の色は違いました。
映画に出てきた(のとはちょっと違ってしまったけど)駅を見て
同じく映画に出てきた堤防の近くでランチをとり、
ドゥオーモを見て、散歩をして、またポルティチェッロに戻りました。

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